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【市況】東京株式(前引け)=続伸も日銀決定会合を前に上値重い

 8日前引けの日経平均株価は、前日比82円高の1万9723円と続伸。前場の東証1部の売買高概算は11億3957万株、売買代金概算は1兆2139億9600万円。値上がり銘柄数は1286、対して値下がり銘柄数は466、変わらずは125銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、外国為替市場で1ドル=120円台前半と円安・ドル高が進行したことを好感して、買い優勢でスタート。日経平均株価は朝方に、3月23日につけた終値ベースでの年初来高値1万9754円を一時上回るなど1万9700円台での推移となった。
 ただ、きのうから続いている日銀の金融政策決定会合の結果発表を目前にして、その内容を見極めたいとの姿勢から、買い手控えムードが広がり上値の重い推移となっている。
 個別では、「物言う株主」として知られる村上世彰氏が大株主として登場した黒田電気<7517>が一時ストップ高まで買い進まれている。科研製薬<4521>も大幅高で3日続伸。レナウン<3606>、GSIクレオス<8101>も大商いを伴って大幅反発。このほか、京セラ<6971>、川重<7012>、サイバー<4751>、トクヤマ<4043>、電通<4324>、レオパレス21<8848>も買われている。半面、富士重工<7270>、OLC<4661>、ピジョン<7956>、日空ビル<9706>、MS&AD<8725>は売られている。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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