市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):キユーピー、ゲオHD、ユニシス、日通

■キユーピー <2809> 3,425円  +390 (+12.9%)   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 2日、キユーピー <2809> が決算を発表。15年11月期第1四半期(14年12月-15年2月)の連結経常利益が前年同期比48.5%増の55.6億円に拡大して着地したことが買い材料。高騰していた鶏卵相場が安定したことで、タマゴ事業の採算が急改善した。調味料事業の好調や物流システム事業におけるコスト削減も増益に貢献した。

■ゲオホールディングス <2681> 1,303円  +57 (+4.6%)   本日終値
 2日、ゲオHD <2681> がNTTコミュニケーションズとモバイル事業で業務提携すると発表したことが買い材料。提携によりゲオHDは独自のモバイル通信サービス「ゲオ×OCN SIM」を提供。アプリを事前にインストールした新品・中古のスマートフォンとSIMカードを自由に組み合わせられる「ゲオスマホ」を発売する。店頭での割賦決済の仕組みを導入することでセット価格は月額3000円前後に設定。新品と中古のバリエーションであらゆる格安スマホニーズに対応する一方、業界最高水準の通信と最安値水準の価格を提供可能とあって、事業拡大による収益貢献に期待する買いが向かった。

■日本ユニシス <8056> 1,109円  +34 (+3.2%)   本日終値
 ユニシス <8056> が5日ぶりに大幅反発。日経新聞が3日付で「日本ユニシスは、2016年3月期にも連結配当性向を3割にする方針だ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「15年3月期は25%(年20円配)の見込みで、5ポイント引き上げる」という。取引先のIT投資意欲の回復などで収益環境が上向いているのに伴い、株主への利益配分を強化するとしており、株主重視の姿勢を好感した買いが向かった。

■日本通運 <9062> 691円  +12 (+1.8%)   本日終値
 日通 <9062> が続伸。日経新聞が3日付で「日本通運の2015年3月期の連結営業利益は490億円前後と、前の期比2割増えたもようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「従来予想の450億円を上回り、07年3月期(503億円)以来、8年ぶりの高い利益水準になる」という。米国向け取り扱い増加や、円安で海外事業の円換算の利益が増えたことが寄与したとしており、業績堅調報道を好感した買いが向かった。

■ファーストリテイリング <9983> 47,610円  +495 (+1.1%)   本日終値
 野村証券が2日付でファストリ <9983> の投資判断「バイ(買い)」と目標株価5万1000円を継続したことが買い材料。2日、同社は3月の国内ユニクロ事業の売上高が前年同月比3.0%減となり、8ヵ月ぶりに前年実績を下回ったと発表。リポートでは、土日祝日が2日少なかったことが客数減に影響し会社計画をやや未達となったが、春物商品はジーンズやパーカー、ジャケットなどが好調で、売上高総利益率も計画通り改善したもようと報告。同証券では、販売好調の背景には、新たな訴求点を付与したコアカテゴリーの多様化(品番拡大)による市場創造があると指摘。国内ユニクロは円安による原価上昇に直面しているものの、刷新加速によりむしろ収益反転へ向かうと予想している。

■日本通信 <9424> 439円  -44 (-9.1%)   本日終値
 2日、日本通信 <9424> [JQ] が15年3月期の連結経常利益を12億円→4億円(前々期は7億円)に66.7%下方修正し、一転して43.6%減益見通しとなったことが売り材料。パソコンメーカーのVAIO(非上場)と共同開発した「VAIO Phone」の発売時期が昨年12月から今年3月にずれ込んだのが響いた。

■ピーエイ <4766> 207円  +9 (+4.6%)   本日終値
 3日、ピーエイ <4766> [東証M]が中国で子会社が自宅にいながら親子で楽しめる児童向け教育教材サイト「kkgege」をオープンしたと発表したことが買い材料。児童人口の増加や可処分所得の増大などにより市場拡大が続く中国の児童教育需要の取り込みに期待する買いが向かった。

■ダイユーエイト <2662> 873円  +27 (+3.2%)   本日終値
 2日、ダイユー8 <2662> が決算を発表。15年2月期の連結経常利益は前の期比35.9%増の13.8億円に拡大して着地。続く16年2月期も前期比9.9%増の15.2億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期は積極的な新規出店や買収したホームセンター「日敷」が寄与し、18.7%の増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は4円増の26円に増配する方針とした。前日終値ベースの予想PERが8.7倍→7.4倍に低下する一方、配当利回りが3.07%に上昇し、割安感が強まったことも買い気を誘った。株探ニュース

■システナ <2317> 890円  -31 (-3.4%)   本日終値  東証1部 下落率9位
 2日、システナ <2317> が15年3月期の連結最終利益を3.6億円→8.1億円(前々期は17.9億円)に40.8%下方修正したことが売り材料。15年度の税制改正で、法人実効税率の引き下げや欠損金の控除限度額の縮小に伴い、繰延税金資産5億5900万円を取崩すことが響いた。

■デサント <8114> 1,525円  +45 (+3.0%)   本日終値
 2日に発表した「ダンロップスポーツと業務提携」が買い材料。
 ダンロップスポーツとゴルフアパレル分野で業務提携。日本で展開する「スリクソン」ゴルフアパレルについて16年春夏の新商品より商品企画・開発・生産をすべて同社が担当。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均