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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):神戸物産、アダストリア、ペプドリ、松井

■神戸物産 <3038> 4,605円  +325 (+7.6%)   本日終値  東証1部 上昇率7位
 1日に発表した「三井物産子会社から養鶏場を譲受」が買い材料。
 子会社が三井物産子会社より飼養羽数26万羽の養鶏場を譲受。また、17年5月までに群馬県と岡山県に新たに年間飼養羽数100万羽の鶏舎を新設する予定。

■アダストリア <2685> 3,475円  +235 (+7.3%)   本日終値  東証1部 上昇率8位
 1日、アダストリア <2685> が15年2月期の連結最終損益を従来予想の8億円の赤字→5億円の黒字(前の期は47.3億円の赤字)に上方修正。一転して2期ぶりに黒字確保する見通しとなったことが買い材料。2月の国内既存店売上が8.6%増と3ヵ月ぶりに前年プラスに転じ、想定以上に好調だったことが寄与。販管費の圧縮や営業外費用が想定を下回ったことも黒字浮上につながった。営業利益も11.5%減益予想から一転して3.8%増益見通しに上方修正しており、本業の利益改善を好感する買いが向かった。株探ニュース

■ペプチドリーム <4587> 9,230円  +370 (+4.2%)   本日終値
 1日、ペプドリ <4587> [東証M]が独自の創薬開発プラットフォームシステムPDPSをスイス・ノバルティスに対して非独占的にライセンス許諾することで合意したと発表したことが買い材料。ライセンス契約により、ノバルティスは社内で特殊ペプチドによる創薬の研究開発を実施。同社は契約一時金を段階的に受け取るほか、技術導入開発の進捗に応じてマイルストーンフィーを受領する。また、PDPSにより創製された化合物が上市に至った際には、医薬品の売上高に応じたロイヤルティを得る。ノバルティスとのライセンス契約がもたらす中期的な業績貢献に期待する買いが向かった。株探ニュース

■松井証券 <8628> 1,122円  +43 (+4.0%)   本日終値
 1日、松井 <8628> が配当性向の基準を引き上げると発表したことが買い材料。同社はここ数年、配当政策の基本方針である「当期最終利益の30%以上」を大きく上回る利益還元を行ってきたが、積極的な利益還元姿勢の継続を明確にするために「配当性向60%以上100%以下」へと配当性向の基準を引き上げる。また、近年注目される株主資本配当率(DOE)を補完的な指標として追加し、「DOE7%以上」も基準とした。株探ニュース

■ソニー <6758> 3,336円  +101 (+3.1%)   本日終値
 1日、ソニー <6758> が資本・業務提携するオリンパス <7733> 株の半分にあたる1724万3950株をJPモルガン証券に売却すると発表。売却益の計上による財務基盤の強化と成長に向けた投資資金の確保を好感した買いが向かった。同社は15年4-6月期に譲渡益として約468億円を計上する。今回の売却により、オリンパス株の保有比率は10.09%→5.03%に減り、筆頭株主から第2位の株主になるが医療合弁など提携関係は維持する。株探ニュース

■ディスコ <6146> 12,180円  +310 (+2.6%)   本日終値
 1日、ディスコ <6146> が15年3月期第4四半期(1-3月)の単独売上高(速報値)が前年同期比29.4%増となったと発表したことが買い材料。アジアを中心に半導体メーカー各社が期末にかけて設備投資を積極化したことを受け、精密加工装置の販売が大きく伸びた。円安を背景に、精密加工ツールの売り上げも高水準で推移した。通期単独売上高は前年比26.2%増の1081億円となり、直近の業績予想を4.9%上振れて2期連続で過去最高を更新したことも、業績好調を評価する買いにつながった。株探ニュース

■オリエンタルランド <4661> 9,284円  +183 (+2.0%)   本日終値
 1日、OLC <4661> が14年度の東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)の2パーク合計の入園者数は前年比0.3%増え、過去最高の3137万7000人となったと発表。第2四半期決算時の予想(3040万人)を100万人近く上振れたことが買い材料。TDLで導入した新ナイトエンターテイメント「ワンス・アポン・ア・タイム」や新アトラクション「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション」などが寄与した。また、第4四半期にTDLで実施したスペシャルイベント「アナとエルサのフローズンファンタジー」が、映画「アナと雪の女王」の人気を後押しに想定を上回る集客効果を発揮したことも入園者数を押し上げた。株探ニュース

■JSR <4185> 2,164円  +40 (+1.9%)   本日終値
 JSR <4185> が続伸。日経産業新聞が2日付けで、「JSRは4月中旬から、短期間で患者ごとに抗がん剤の効果を確認できる細胞培養プレートを米国で販売する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「微細な編み目を持つ特殊なフィルムにがん細胞を注入して培養し、実際の細胞に近い立体構造を再現できる」という。価格は1キット10万円程度で、早期に10億円の売り上げを目指すとしており、収益への寄与を期待した買いが向かった。株探ニュース

■日本化薬 <4272> 1,545円  +27 (+1.8%)   本日終値
 日化薬 <4272> が続伸。日経新聞が2日付で、「日本化薬の2016年3月期の連結営業利益は前期推定より約1割多い250億円になる見通しだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「医薬事業で薬価改定の影響が一巡し、関節リウマチ治療薬などが伸びる」という。減価償却費の増加をこなし2期ぶりに最高益を更新するとしており、業績好調報道を好感した買いが向かった。株探ニュース

■ネットイヤーグループ <3622> 1,360円  +300 (+28.3%) ストップ高    本日終値
 ネットイヤー <3622> [東証M]が買い気配のほか、フェリシモ <3396> やアドウェイズ <2489> [東証M]、エムアップ <3661> などLINE関連株が高い。日経新聞が2日付で「無料対話アプリのLINE(東京・渋谷)が東京証券取引所に株式の新規上場手続きを再申請したことがわかった」と報じたことが買い材料視された。報道によると、LINEは15年内の上場を目指しており、実現すれば時価総額は1兆円超との見方もあるという。LINEは当初、14年内の上場を目指していたが、親会社の韓国ネイバー内で上場を巡る意見の食い違いがあり、上場を見送った経緯がある。報道を受けて、グループのトライバルメディアハウスが企業向けLINEの公式アカウント、LINE@アカウントの代理販売、開設・運用支援サービスを展開するネットイヤー、「LINEモール」の売買商品の定額配送でLINEと提携したフェリシモ、LINEの広告代理店やインセンティブ付アプリ紹介サービス「LINE フリーコイン」を手掛けるアドウェイズ、LINEで使える「スタンプデコ」を手掛けるエムアップに買いが向かった。また、メディア工房 <3815> [東証M]やネオス <3627> 、メディアS <4824> [東証M]、エイチーム <3662> 、GMO-AP <4784> [JQ]、イマジニア <4644> [JQ]、メディアドゥ <3678> [東証M]、フリービット <3843> [東証M]など関連株が軒並み高となった。株探ニュース

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