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【特集】伊藤智洋の「日経平均株価・短期シナリオ」イッキ読み!(3月23日-27日)


【3月23日(月)】 19754.36(前日比 +194.14 、 +0.99% )

◆23日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価は、20日の上昇で勢いの強い上昇の流れを再確認しました。

 目先は、目立った調整なく、2万円を目指す動きを継続する公算です。

 ただ、20日の円高により、円・ドル相場がしばし円高方向の動き(117円程度が目安)になる可能性が出てきました。

 現状では、円高が株価の上値を抑える要因にならないと見ていますが、日経平均の本日の価格が高値を更新できないなら、短期的な調整場面になる可能性を考えておきます。


【3月24日(火)】 19713.45(前日比 -40.91、-0.21%)

◆24日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価は、勢いの強い上昇の流れへ入っています。

 この上げは、値幅の大きな調整を前に、一気に上値の限界を試す流れだと考えられます。

 本日、価格が下げても、最大で23日の始値1万9607円程度まで、1営業日程度の調整で終わり、目先はすぐに上昇を開始する公算です。


【3月25日(水)】 19746.20(前日比 +32.75、+0.17%)

◆25日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価は、本日高値を更新できるかによって、戻り高値をつける日程が決まります。

 本日、高値を更新する場合、現在の上げは、勢いが非常に強い状況であり、一気に上値の目安を目指す流れへ入っていると考えられます。

 その場合、あと2週間程度(4月上旬)か、それよりも短い時間で、現在の勢いの強い上げの終点(短期の天井型を作る過程で、戻り高値を超えることはあります)をつける可能性が大きくなります。

 本日の価格が下げるなら、その下げは、小幅調整か、あるいは3月6日以降、または1月28日以降と同程度の調整だと考えられます。

 小幅調整の場合、現在の上げは、本日上げる場合の展開よりも長い日柄で小幅調整を繰り返しながら上昇するという見方が有力になります。

 3月6日以降(1月28日以降)と同程度の調整なら、調整を抜けるまでに1~2週間程度の日柄が必要になります。

 どちらの調整の場合でも、現在の勢いの強い上げの終点(値幅の大きな調整の前の戻り高値)に到達する時期は、4月中旬か、それ以降になります。



【3月26日(木)】19471.12(前日比 -275.08、-1.39%)

◆26日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価は、昨日の価格が23日の戻り高値1万9778円を超えられず、中途半端な上げになったことで、本日の価格が下げる場合、その後の下げ幅が大きくなる可能性を考えておく必要が出てきました。

 本日の価格が下げる場合、その下げは、1月28日~2月3日と同程度の値幅(575円幅、1万9203円が目安)となるか、14年12月8日~15年1月16日までと同程度の値幅(1438円幅、1万8340円が目安)のどちらかになる可能性が出てきました。

 1月28日以降が4営業日、12月8日以降が7営業日で下値の目安へ到達しているように、どちらの場合でも、振れ幅の大きなジグザグの動きとならず、一気に下値の目安へ向かう展開となる公算です。

 まずは、1万9203円を割れた地点で下値堅い動きがあらわれるかに注目します。

 本日は、寄り付きから引けまで下降の流れを継続して、下げ幅の大きな動きになる可能性があります。



【3月27日(金)】 19285.63(前日比 -185.49、-0.95%)

◆27日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価の昨日の下げは、1月28日~2月3日と同程度の値幅(575円幅、1万9203円が目安)となるか、14年12月8日~15年1月16日までと同程度の値幅(1438円幅、1万8340円が目安)のどちらかになる可能性が出てきました。

 前者なら、本日中、または週明けにも下値の目安1万9203円を割れて、一気に値を戻す動きとなる公算です(一気に値を戻しても、短期的にレンジ内の動きとなります)。

 1万9203円を割れた後、すぐに押し目をつけて、その日のうちに、または翌営業日に上げ幅の大きな動きがあらわれなければ、その後は1万8340円程度まで下げる可能性が出てきます。

 本日、1万9203円以下をつける場面があるなら、その後、強い反発の動きがあらわれるかに注目したいところです。

情報提供:パワートレンド=Power Trend

(「株探」編集部)

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