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【市況】27日の株式相場見通し=底堅さ発揮も配当権利落ち分の即日埋めは微妙

 27日の東京株式市場は、3月期末の配当権利落ち分(市場推計110円程度)の即日埋めなるかに注目が集まる。前日の米株式市場ではNYダウ平均株価が4日続落となったものの、外国為替市場では、前日夕刻時点と比べて円安・ドル高傾向が強まっていることから日経平均株価は底堅い動きとなりそうだ。ただ、配当権利落ち分を埋めて前日比プラス圏に浮上するかは微妙といえる。
 26日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比40ドル安の1万7678ドルと4日続落した。サウジアラビアによるイエメンへの空爆が実施されたことを受け、中東地域の地政学リスクに警戒感が高まり、朝方は一時前日比140ドル安まで売られる場面もあった。その後押し目買いが入り、取引終了にかけて下落幅を縮小した。ナスダック総合指数は、同13ポイント安の4863と大幅安で4日続落。
 27日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=119円10銭台の推移となっている。
 日程面では、マルチメディア、ネットワークに関する技術を中心としたソフトウェアの開発および販売を手掛けるsMedio<3913>が東証マザーズに新規上場する。このほか、2月の消費者物価指数・完全失業率・家計調査・有効求人倍率・商業動態統計速報、大塚家具<8186>の株主総会、3月期末権利落ちに注目。海外では、イエレン米FRB議長講演、米10~12月期のGDP確定値、ブラジル10~12月期GDPが焦点になる。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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