市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ソディック、参天薬、前田建、関西電

■ソディック <6143> 1,278円  +194 (+17.9%)   本日終値
 24日、東証がソディック <6143> [東証2]を31日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。同時に、15年3月期の期末配当を7円→13円(前期末は7円)に増額修正したことも好感された。普通配当7円に東証1部市場への変更記念配当6円を上積みする。

■参天製薬 <4536> 9,050円  +640 (+7.6%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 24日、参天薬 <4536> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の300億円→335億円に11.7%上方修正。増益率が7.4%増→20.0%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期業績の上方修正は昨年8月に続き、2回目。昨年5月に米メルク社から買収した眼科用医薬品の収益が想定を上回ることが寄与。業績上振れに伴い、今期の年間配当を100円→110円(前期は100円)に増額修正した。

■前田建設工業 <1824> 873円  +45 (+5.4%)   本日終値  東証1部 上昇率9位
 24日に業績修正を発表。「今期配当を2円増額修正」が好感された。
 前田建 <1824> が3月24日大引け後(15:00)に配当修正を発表。15年3月期の期末一括配当を従来計画の7円→9円(前期は7円)に増額修正した。
  ⇒⇒前田建設工業の詳しい業績推移表を見る

■関西電力 <9503> 1,128.5円  +29 (+2.6%)   本日終値
 関西電 <9503> が大幅続伸。日経新聞が25日付で「関西電力は美浜原子力発電所1、2号機(福井県)の廃炉で国際企業連合を組む」と報じたことが買い材料視された。報道によると「美浜の設備を納入した三菱重工業と欧米で廃炉経験を持つ企業を組ませて共同企業体(JV)をつくる」という。国際連携で廃炉を効率的に進めることによる廃炉費用圧縮に期待した買いが向かった。

■IIJ <3774> 2,098円  -474 (-18.4%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 24日、IIJ <3774> が15年3月期の連結税引き前利益(米国会計基準)を従来予想の65億円→51.5億円に20.8%下方修正。3.6%増益予想から一転して17.9%減益見通しとなったことが売り材料。NTTドコモに支払う接続料の引き下げ率が過年度実績と比べて小さく、想定を下回ったことで、ネットワークサービス原価が計画比で約12.6億円膨れることが利益を圧迫する。

■サン電子 <6736> 1,635円  -95 (-5.5%)   本日終値
 24日、サン電子 <6736> [JQ] が15年3月期の連結経常利益を25億円→20.5億円(前期は23.6億円)に18%下方修正し、一転して13.4%減益見通しとなったことが売り材料。消費増税・プレイヤー数の減少などを要因とした、パチンコ店の資金繰りや設備投資需要の悪化の影響を受け、ホールシステム事業の販売が低調に推移したことに加え、一部債権について取立不能などのおそれが発生したため、約6億4400万円の貸倒引当金を計上することが響く。

■インヴァスト証券 <8709> 1,259円  +217 (+20.8%)   本日終値
 24日、インヴァスト <8709> [JQ]が未定としていた15年3月期の期末一括配当は71円(前期は195円)実施する方針としたことが買い材料。留保金課税を軽減するために高水準な配当を実施し、株主に利益還元する。期末配当利回りが6.81%と高水準になり、配当権利最終日の26日が間近なだけに配当狙いの買いが向かった。

■ミクニ <7247> 616円  +100 (+19.4%) ストップ高    本日終値
 24日、東証がミクニ <7247> [東証2]を31日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■本州化学工業 <4115> 1,195円  +190 (+18.9%)   本日終値
 24日、本州化 <4115> [東証2] が15年3月期の連結経常利益を従来予想の23.5億円→30億円に27.7%上方修正。増益率が34.7%増→71.9%増に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。スマートフォンやタブレット向けにフォトレジスト材料が好調なうえ、特殊ビスフェノールも光学部品用途向けの特殊ポリカーボネート樹脂原料用を中心に販売が伸びる。円安や原油価格の下落に加え、固定費削減などコストダウンの徹底も利益を押し上げる。

■沖電線 <5815> 343円  +21 (+6.5%)   本日終値  東証1部 上昇率5位
 24日、沖電線 <5815> が15年3月期の連結最終利益を従来予想の4.9億円→11.1億円に2.3倍上方修正。増益率が38.8%増→3.1倍に拡大し、一気に24期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。電線・ケーブルの販売好調やモガミ電線の買収効果で、売上が計画を上回ることが寄与。原価改善や円安による為替差益の増加も利益を押し上げる。繰上税金資産の計上に伴い、税金費用が4.3億円減少することも上振れに大きく貢献する。業績上振れに伴い、期末一括配当を3円→6円(前期は2円)に増額修正した。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均