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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):日本駐車場、ツルハHD、ワイヤレスG、カプコン

■日本駐車場開発 <2353> 181円  +28 (+18.3%) 一時ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率2位
 日本駐車場 <2353> が一時ストップ高。18日、東証が連結子会社の日本スキー場開発のマザーズへの新規上場を承認したことが買い材料視された。同社は日本スキー場開発株を332万株(保有比率84.3%)保有し、上場に伴い56万株の株式売り出しを予定しており、持分変動損益、株式売却損益の発生が見込まれるという。

■ツルハホールディングス <3391> 8,770円  +490 (+5.9%)   本日終値
 18日、ツルハHD <3391> が決算を発表。15年5月期第3四半期(14年12月-15年2月)の連結経常利益が前年同期比31.0%増の77.3億円に伸びて着地。四半期ベースとしては2四半期ぶりに過去最高益(73.6億円)を更新したことが買い材料。既存店売上の前年プラスや新規出店・前期買収の効果で、21.0%の大幅増収を達成したことが寄与。

■ワイヤレスゲート <9419> 3,000円  +51 (+1.7%)   本日終値
 18日、ワイヤレスG <9419> [東証M]が世界最大のコミュニティWi-Fi「FON」を運営するFonと日本のWi-Fiインフラの拡充に向けた取り組みを開始すると発表したことが買い材料。「FON」のノウハウを利用して、20年開催の東京五輪を視野に国内で20万スポットを構築すると同時に、Wi-Fiを活用したマーケティング事業をFONと開始する。同時に、ITを活用した移動販売のためのインフラ(電気・水)を提供するプラットフォームを展開するアンデコと業務・資本提携で基本合意したと発表したことも好感された。アンデコのプラットフォームと同社のWi-Fiスポットを組み合わせ、快適なネット接続はもとよりキッチンカーやモビリティカートを活用した移動販売が楽しめるロケーションコマース事業を共同で展開する。発表を受けて、Wi-Fiスポットを軸とした相次ぐ成長戦略を評価する買いが向かった。

■カプコン <9697> 2,308円  +23 (+1.0%)   本日終値
 カプコン <9697> が5日続伸。日経新聞が19日付で「カプコンは年内にスマートフォン(スマホ)ゲームの新作の配信を再開する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「同社は国内外でスマホゲーム事業を展開していたが、競争激化で採算が悪化したため、昨年春に新作の配信を基本的にやめ、開発体制を見直してきた」という。人気ソフト「モンスターハンター」などをベースとした新作を開発するとしており、スマホ向けの強化による収益拡大を期待した買いが向かった。

■ドクターシーラボ <4924> 4,710円  +30 (+0.6%)   本日終値
 18日、Drシーラボ <4924> が発行済み株式総数の4.92%にあたる125万株(金額で50億4800万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表したことが買い手掛かり。同社の取締役会長の資産管理会社で、発行済み株式数の31.66%を保有する筆頭株主のCICに対して、保有株の一部売却を打診したところ、CICが売却の意向を示したことに対応する。買い付け価格は前日終値を14.5%下回る4000円。公開買い付け期間は19日から4月15日まで。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■白銅 <7637> 1,418円  +191 (+15.6%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 18日、白銅 <7637> が315年3月期の連結経常利益を従来予想の17.7億円→20.7億円(前期は17億円)に16.9%上方修正。増益率が3.9%増→21.6%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。半導体製造装置や工作機械向けにアルミなど金属の販売が想定より伸びることが寄与。経費削減が想定以上に進むことも上振れに貢献する。業績上振れに伴い、期末一括配当を34円→45円(前期は33円)に増額修正した。前日終値ベースの予想PERが14.3倍→12.2倍に低下する一方、配当利回りは3.67%に上昇し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■サイジニア <6031> 5,570円  +705 (+14.5%) ストップ高    本日終値
 18日に発表した「ソフトバンクが同社株20%を追加取得」が買い材料。
 ソフトバンクが同社株41万6813株を追加取得。ソフトバンク保有株の発行済み株式総数に対する割合は11.82%→31.88%に上昇し、筆頭株主に。

■エクストリーム <6033> 4,110円  +460 (+12.6%) 一時ストップ高    本日終値
 18日、エクストリム <6033> [東証M]が17年3月期末に初配当30円(普通配当20円、マザーズ上場記念配当10円)を実施すると発表したことが買い材料。従来予想は無配だった。これまで財務基盤の強化に向けて内部留保を優先してきたが、業績が堅調に推移し財務基盤も整ってきたため、株主への利益還元を実施する。今後は業績に応じた配当を実施することを基本方針に、当期純利益の20%を配当性向のメドとする。発表を受けて、株主還元への方針転換を好感する買いが向かった。

■ピープル <7865> 1,265円  +106 (+9.2%)   本日終値
 18日、ピープル <7865> [JQ]が2月度の売上高が前年同月比94.9%増に伸び、新年度の快調なスタートとなったと発表したことが買い材料。国内販売では、乳児・知育玩具の「ピタゴラスシリーズ」や女児玩具の「お人形シリーズ」を中心に玩具部門が好調を維持したうえ、新年度商戦に向けて大手量販店によるまとまった出荷があった自転車が売り上げを押し上げた。海外販売で前期に比べ1ヵ月前倒しで2月度から本格出荷が始まったことも寄与した。同社の月次売上高は10月度が4.1%増と3ヵ月ぶりに前年比プラスに転じた後、11月度3.8%増、12月度18.5%増、1月度59.0%増と直近2ヵ月の伸びが著しい。

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