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【市況】13日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、中小型株に物色が向かう


13日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比23.59ポイント高(+0.70%)の3372.91ポイントと3日続伸した。昨年来の高値近辺に達している。上海A株指数は24.73ポイント高(+0.70%)の3534.33ポイント。外貨建てB株相場も上昇。上海B株指数が1.85ポイント高(+0.62%)の301.04ポイント、深センB株指数が3.91ポイント高(+0.35%)の1115.12ポイントで引けた。

前日までの好調地合いを引き継ぐ。地方の財政不安が薄らいだことで、投資家のセンチメントが上向いている。地方政府が抱える高金利債務について、「中国政府が近く、より金利の低い地方債の発行による借り換えを認める方針」と伝えられたことが引き続き手がかりになった。

時価総額上位の金融株がさえないなか、中小型株が物色された。なかでも、政策期待のあるインフラ投資関連株が高い。鉄道建設の中国鉄建(601186/SH)が5.9%上昇した。ITハイテク関連株や医薬関連株、消費関連株なども上げが目立っている。原油相場の下落を受けて、燃油コストの低減が期待された空運株も買われた。

ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は2.55%高の2045.32ポイントと急反発し、史上最高値を3日ぶりに更新している。深センと香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)について、創業板の優良大型銘柄も組み込む方針と伝えられたことが改めて材料視される。

【亜州IR】

《KO》

 提供:フィスコ

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