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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ディップ、ファナック、三重交HD、テクノプロH

■ディップ <2379> 7,600円  +1,000 (+15.2%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 12日、ディップ <2379> が15年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の40億円→48.1億円に20.2%上方修正。増益率が2.4倍→2.8倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。前期業績の上方修正は1月に続き、4回目。旺盛な求人需要を背景に、求人情報サイトへの求人広告出稿が大きく伸びたことが寄与。人気タレントを起用したテレビCMなど積極的な広告投入も収益を押し上げた。業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の45円→78円(前の期は23円)に73.3%増額修正した。

■ファナック <6954> 26,870円  +3,135 (+13.2%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 ファナック <6954> が続急伸。日経新聞が13日付で「高収益ながら株主との対話に消極的なファナックが対話路線に転換する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「4月に株主との対話窓口となる部署を設け、増配や自社株買いも検討する」という。株主と対話路線に転換することによる株主還元強化を期待した買いが向かった。

■三重交HD <3232> 408円  +42 (+11.5%)   本日終値
 12日に発表した「東証1部に19日付で上場」が買い材料。

■テクノプロH <6028> 3,120円  +224 (+7.7%)   本日終値  東証1部 上昇率9位
 12日に発表した「子会社が優良派遣事業者に認定」が買い材料。
 子会社が厚労省委託事業「優良派遣事業者認定制度」における「優良派遣事業者」に認定。

■アスカネット <2438> 2,655円  +114 (+4.5%)   本日終値
 12日、アスカネット <2438> [東証M]が発行済み株式数(自社株を除く)の0.36%にあたる6万株(金額で1億5246万円)を上限に、13日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は12日終値の2541円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■UBIC <2158> 1,024円  +41 (+4.2%)   本日終値
 12日、UBIC <2158> [東証M]がトヨタテクニカルディベロップメント(TTDC)と共同開発している人工知能を用いた知的財産評価ツール「知財VDS」の実証実験とプロトタイプ開発が完了し、TTDC社内の特許調査による運用実験を始めると発表したことが買い材料。人海戦術に頼らざるを得ない状況になっている製造業での特許調査で、両社は知財VDS導入による評価期間の短縮化など大幅な業務の効率化を目指す。知財評価ツール開発が運用実験の段階に入ったことを受け、早期実用化による収益貢献に期待する買いが向かった。

■スタートトゥデイ <3092> 3,105円  +70 (+2.3%)   本日終値
 12日、スタートトゥ <3092> が15年3月期の年間配当を従来計画の28円→32円(前期は25円)に増額修正したことが買い材料。主力のアパレル通信販売サイト「ゾゾタウン」の利用が伸び、15年3月期の連結最終利益が前期比8.1%増の84億円になることを踏まえ、配当性向を40%を目安に実施する。

■岩塚製菓 <2221> 6,560円  +80 (+1.2%)   本日終値
 12日、岩塚製菓 <2221> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の0.7%にあたる4万株(金額で2億5920万円)を上限に、13日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は12日終値の6480円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■東京ドーム <9681> 555円  -2 (-0.4%)   本日終値
 12日、東京ドーム <9681> が決算を発表。15年1月期の連結経常利益は前々期比2%減の91.3億円になり、16年1月期も前期比14.6%減の78億円に減る見通しとなったことが売り材料。東京ドームでの音楽イベントの開催日数増を見込む一方、プロ野球でドームを本拠地とする巨人軍のクライマックスシリーズ進出を前提にしていないことが響く。

■ウイルコHD <7831> 230円  +50 (+27.8%) ストップ高    本日終値
 12日、ウイルコHD <7831> [東証2] が決算を発表。15年10月期第1四半期(14年11月-15年1月)の連結経常利益が前年同期比5.0倍の1.3億円に急拡大して着地したことが買い材料。情報・印刷事業で利益率の高い自社製品の売上が増加し、採算が急改善した。業務効率化による生産性の改善も大幅増益に貢献した。上期計画の1.3億円を既に6.9%上回ったことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

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