【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):クラリオン、名古屋銀、山岡家、ニッピ
■クラリオン <6796> 362円 -23 (-6.0%) 本日終値 東証1部 下落率4位
10日、クラリオン <6796> が15年3月期の連結経常利益を63億円→41億円(前期は44.4億円)に34.9%下方修正し、一転して7.7%減益見通しとなったことが売り材料。国内でのカーナビゲーションシステムの販売が想定より低迷するほか、研究開発費の増加やが響く。同時に、従来未定としていた期末一括配当を2円実施し、7期ぶりに復配する方針としたが買い材料視されなかった。
■名古屋銀行 <8522> 423円 -22 (-4.9%) 本日終値 東証1部 下落率8位
10日、名古屋銀 <8522> が1億ドルの米ドル建取得条項付転換社債型新株予約権付社債(CB)を海外市場で発行すると発表したことが嫌気された。調達資金の1億ドルは米ドル建の投融資資金に充てる。転換価格は3.73米ドルで、発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は13.1%になる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。同時に発行済み株式数(自社株を除く)の3.67%にあたる750万株(金額で35億円)を上限に、11日朝の東証の自己株式立会外買付取引で自社株買い(買い付け価格は10日終値の445円)を実施すると発表したが買い材料視されなかった。
■丸千代山岡家 <3399> 2,199円 +400 (+22.2%) ストップ高 本日終値
10日、山岡家 <3399> [JQ]が株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料。毎年1月末、7月末現在の100株以上を保有する株主を対象に、保有株式数に応じて同社店舗で利用できるラーメン無料券を贈呈する。100株以上500株未満保有で620円相当のラーメン無料券3枚(1860円相当)、500株以上1000株未満で同10枚(6200円相当)、1000株以上で同15枚(9300円相当)を贈呈。発表を受けて、 株主還元の強化を交換する買いが向かった。また、2月度の既存店売上高が前年比7.3%増、全店売上高が8.3%増となったと発表したことも好感された。
■ニッピ <7932> 905円 +150 (+19.9%) ストップ高 本日終値
10日、ニッピ <7932> [JQ]が大阪大学蛋白質研究所と共同で、再生医療用iPS細胞の培養に最適な足場材「ラミニン511E8 フラグメント」の製造方法を確立したと発表したことが買い材料。「ラミニン511E8 フラグメント」は強力な細胞接着活性を持ち、1ヵ月で従来比200倍強もの効率でヒトES細胞やiPS細胞を増幅できる。同社では製造方法確立を踏まえ、生物由来原料基準に適合した製品「iMatrix-511」を6月頃から販売を開始する。同製品は現在販売している研究用途限定の製品とは異なり、臨床用途での利用が可能とあって、移植医療用iPS細胞の製造など、iPS細胞を利用した再生医療の研究開発向けに需要拡大を期待する買いが向かった。
■ナイスクラップ <7598> 381円 +41 (+12.1%) 本日終値
ナイスクラ <7598> [JQ]が続急騰。10日、パル <2726> が株式交換によって完全子会社すると発表したことが買い材料視された。6月1日付で同社株1株に対し、パル株0.11株を割り当てる。パルの10日の終値3600円から算出した理論価格は396円となり、本日はこれにサヤ寄せする形で株価を切り上げた。完全子会社化により、経営体制を迅速かつ柔軟に構築するとともに、パルグループとして事業連携と競争力の強化を図る。なお、同社株は5月26日に上場廃止となる見込み。
■オカダアイヨン <6294> 1,055円 +77 (+7.9%) 本日終値
10日、オカアイヨン <6294> [東証2]が株主優待制度を導入すると発表したことが買い材料。毎年3月末現在の100株以上を保有する株主を対象に、クオカード2000円相当を贈呈する。株主還元の強化を交換する買いが向かった。
■アトラ <6029> 1,160円 +69 (+6.3%) 本日終値
10日、東証が11日売買分からアトラ <6029> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。
■日進工具 <6157> 1,947円 +95 (+5.1%) 本日終値
10日、日進工具 <6157> [JQ] が15年3月期の期末一括配当を従来計画の30円→40円(前期は1→2の株式分割前で60円)に33%増額修正したことが買い材料。今期配当の増額修正は昨年10月に続き、2回目。業績好調を踏まえ、株主への利益配分を増やす。昨年9月末の株式分割を考慮すると、前期に比べ33%増配となる。前日終値ベースの配当利回りが2.16%に上昇、配当権利日が間近なだけに配当取り狙いの買いが向かった。
■アドベンチャー <6030> 4,105円 +105 (+2.6%) 本日終値
10日、アドベンチャ <6030> [東証M]がWEBリスクマネジメントサービスを手がけるエルテス(非上場)と資本業務提携を発表したことが買い材料視された。資本提携では、エルテスの既存株主から新株予約権500個を譲受し、新株予約権を行使することにより、エルテスの株式500株を取得する。業務提携では、同社の予約プラットフォームに掲載されるクライアントに対し、エルテスのWEBリスクマネジメントサービスを提供することによる相乗効果や、同社の多言語展開に対するエルテスの多言語SEOの提供やインバウンド需要拡大に伴う旅行業界の多言語SEOなど、新たな付加価値を加えたサービスの提供が期待できるという。
■アクロディア <3823> 940円 +15 (+1.6%) 本日終値
10日、アクロディア <3823> [東証M]がマンションなどの集合住宅向けのインターホンとスマートフォン(スマホ)を連携した新システムを開発したと発表したことが買い材料。同社はWiFiを利用した集合住宅向けのインターホンとスマートフォンの連携に関する特許の独占実施権を保有。新システムではその技術を利用し、外出先でもスマホで訪問者を動画で確認できるほか、音声応答や集合玄関の解除などを可能にする。サーバーはマンション内に設置せず、クラウド化することで低コストでの運用が可能なうえ、各戸への工事も不要で手軽に導入できる。スマホの普及や防犯意識の高まりを背景に、同システムの成長性に期待する買いが向かった。
株探ニュース
10日、クラリオン <6796> が15年3月期の連結経常利益を63億円→41億円(前期は44.4億円)に34.9%下方修正し、一転して7.7%減益見通しとなったことが売り材料。国内でのカーナビゲーションシステムの販売が想定より低迷するほか、研究開発費の増加やが響く。同時に、従来未定としていた期末一括配当を2円実施し、7期ぶりに復配する方針としたが買い材料視されなかった。
■名古屋銀行 <8522> 423円 -22 (-4.9%) 本日終値 東証1部 下落率8位
10日、名古屋銀 <8522> が1億ドルの米ドル建取得条項付転換社債型新株予約権付社債(CB)を海外市場で発行すると発表したことが嫌気された。調達資金の1億ドルは米ドル建の投融資資金に充てる。転換価格は3.73米ドルで、発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は13.1%になる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。同時に発行済み株式数(自社株を除く)の3.67%にあたる750万株(金額で35億円)を上限に、11日朝の東証の自己株式立会外買付取引で自社株買い(買い付け価格は10日終値の445円)を実施すると発表したが買い材料視されなかった。
■丸千代山岡家 <3399> 2,199円 +400 (+22.2%) ストップ高 本日終値
10日、山岡家 <3399> [JQ]が株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料。毎年1月末、7月末現在の100株以上を保有する株主を対象に、保有株式数に応じて同社店舗で利用できるラーメン無料券を贈呈する。100株以上500株未満保有で620円相当のラーメン無料券3枚(1860円相当)、500株以上1000株未満で同10枚(6200円相当)、1000株以上で同15枚(9300円相当)を贈呈。発表を受けて、 株主還元の強化を交換する買いが向かった。また、2月度の既存店売上高が前年比7.3%増、全店売上高が8.3%増となったと発表したことも好感された。
■ニッピ <7932> 905円 +150 (+19.9%) ストップ高 本日終値
10日、ニッピ <7932> [JQ]が大阪大学蛋白質研究所と共同で、再生医療用iPS細胞の培養に最適な足場材「ラミニン511E8 フラグメント」の製造方法を確立したと発表したことが買い材料。「ラミニン511E8 フラグメント」は強力な細胞接着活性を持ち、1ヵ月で従来比200倍強もの効率でヒトES細胞やiPS細胞を増幅できる。同社では製造方法確立を踏まえ、生物由来原料基準に適合した製品「iMatrix-511」を6月頃から販売を開始する。同製品は現在販売している研究用途限定の製品とは異なり、臨床用途での利用が可能とあって、移植医療用iPS細胞の製造など、iPS細胞を利用した再生医療の研究開発向けに需要拡大を期待する買いが向かった。
■ナイスクラップ <7598> 381円 +41 (+12.1%) 本日終値
ナイスクラ <7598> [JQ]が続急騰。10日、パル <2726> が株式交換によって完全子会社すると発表したことが買い材料視された。6月1日付で同社株1株に対し、パル株0.11株を割り当てる。パルの10日の終値3600円から算出した理論価格は396円となり、本日はこれにサヤ寄せする形で株価を切り上げた。完全子会社化により、経営体制を迅速かつ柔軟に構築するとともに、パルグループとして事業連携と競争力の強化を図る。なお、同社株は5月26日に上場廃止となる見込み。
■オカダアイヨン <6294> 1,055円 +77 (+7.9%) 本日終値
10日、オカアイヨン <6294> [東証2]が株主優待制度を導入すると発表したことが買い材料。毎年3月末現在の100株以上を保有する株主を対象に、クオカード2000円相当を贈呈する。株主還元の強化を交換する買いが向かった。
■アトラ <6029> 1,160円 +69 (+6.3%) 本日終値
10日、東証が11日売買分からアトラ <6029> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。
■日進工具 <6157> 1,947円 +95 (+5.1%) 本日終値
10日、日進工具 <6157> [JQ] が15年3月期の期末一括配当を従来計画の30円→40円(前期は1→2の株式分割前で60円)に33%増額修正したことが買い材料。今期配当の増額修正は昨年10月に続き、2回目。業績好調を踏まえ、株主への利益配分を増やす。昨年9月末の株式分割を考慮すると、前期に比べ33%増配となる。前日終値ベースの配当利回りが2.16%に上昇、配当権利日が間近なだけに配当取り狙いの買いが向かった。
■アドベンチャー <6030> 4,105円 +105 (+2.6%) 本日終値
10日、アドベンチャ <6030> [東証M]がWEBリスクマネジメントサービスを手がけるエルテス(非上場)と資本業務提携を発表したことが買い材料視された。資本提携では、エルテスの既存株主から新株予約権500個を譲受し、新株予約権を行使することにより、エルテスの株式500株を取得する。業務提携では、同社の予約プラットフォームに掲載されるクライアントに対し、エルテスのWEBリスクマネジメントサービスを提供することによる相乗効果や、同社の多言語展開に対するエルテスの多言語SEOの提供やインバウンド需要拡大に伴う旅行業界の多言語SEOなど、新たな付加価値を加えたサービスの提供が期待できるという。
■アクロディア <3823> 940円 +15 (+1.6%) 本日終値
10日、アクロディア <3823> [東証M]がマンションなどの集合住宅向けのインターホンとスマートフォン(スマホ)を連携した新システムを開発したと発表したことが買い材料。同社はWiFiを利用した集合住宅向けのインターホンとスマートフォンの連携に関する特許の独占実施権を保有。新システムではその技術を利用し、外出先でもスマホで訪問者を動画で確認できるほか、音声応答や集合玄関の解除などを可能にする。サーバーはマンション内に設置せず、クラウド化することで低コストでの運用が可能なうえ、各戸への工事も不要で手軽に導入できる。スマホの普及や防犯意識の高まりを背景に、同システムの成長性に期待する買いが向かった。
株探ニュース