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【経済】香港:円安進行で“両替ブーム”、イースター連休の日本渡航増加へ


米国の早期利上げ観測が浮上するなか、為替市場で円安が進んでいる。10日の東京市場では一時、1米ドル=122円台と7年8カ月ぶりの円安水準に下落した。米ドルペッグ制を採用している香港でも、香港ドルの対円レートが2007年6月以来の安値水準を切り下げた。そうしたなか、香港の銀行などでは“両替ブーム”が起こっている。一部銀行では、日本円の現金在庫が底を尽きかけているところもあるという。地元メディアが11日伝えた。
また、円安の進行を受け、日本旅行が人気を集めている。香港は来月、清明節とイースターの大型連休(4月3-7日)を迎えるが、桜の時期と重なることもあり、日本ツアーの予約者が急増。ウォン安の進む韓国とともに、連休中の旅行者は控えめに見積もっても1割程度の伸びを示すと予測されている。香港のフラッグシップである国泰航空(キャセイ航空:293/HK)も、イースター期間に日本や韓国向けなどで29往復便を増便する予定だ。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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