市場ニュース

戻る
 

【市況】豪ドル週間見通し:2月の失業率を見極める展開


■伸び悩む、米ドル買い・豪ドル売り増加の影響で

先週の豪ドル・円は上げ渋り。豪準備銀行(中央銀行)は政策金利の据え置きを発表したことで、豪ドルの対円レートは一時上昇した。しかしながら、米労働市場の改善で米国と豪州の金利差縮小の思惑が広がり、米ドル買い・豪ドル売りが活発となったことで豪ドル高・円安は一服した。取引レンジは92円98銭-94円23銭。

■上げ渋りか、2月失業率を見極める展開

今週の豪ドル・円は上げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)は4月以降に利下げを行う可能性がある。12日発表の2月失業率が上昇していた場合、4月利下げの思惑は強まり、リスク回避的な豪ドル売りが優勢となりそうだ。豪準備銀行は通貨高を懸念していることも豪ドル相場の上昇を抑える一因となる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・12日:2月失業率(予想:6.4%、1月:6.4%)

予想レンジ:92円00銭-95円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均