市場ニュース

戻る
 

【材料】OLCは売買代金トップで8連騰、個人の短期資金巻き込み上場来高値街道走る

 オリエンタルランド<4661>が商いを膨らませ8連騰、上場来高値圏を飛翔する展開となっている。売買代金は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンク各社やトヨタ自動車<7203>を凌ぎ東証1部トップとなっており旺盛な物色人気を映している。
 外国人投資家の東京市場回帰が観測されるなか、同社の外国人持ち株比率は20%前後と主力輸出株やメガバンクと比較しても低く、海外マネーの中長期資金の流入余地が指摘されるほか、直近は個人の信用取引を使った短期売買の対象としても急浮上しているもようだ。市場関係者によると「値動きの大きい新興市場のネット関連株や東証1部の低位材料株に集まっていた個人資金が足もと同社株にシフトする動きが顕在化」(国内ネット証券大手)しているという。一方で信用倍率は1.3倍近辺と拮抗、「空売りに動いていた個人が半ば強制的に買い戻しを強いられる」(同)状況にあり踏み上げ相場の色彩も帯びている。
 機関投資家目線での実需買いニーズも高水準という。訪日観光客の急増でインバウンド関連としての恩恵を享受しており、「4月1日付の入園料値上げに伴い100億円程度の利益上積み効果が試算されているが、米国ディズニーランドの入園料は日本円で1万2000円程度、相対的な値上げ余地はまだかなりある」(同)との見方が買いの根拠に挙げられている。

OLCの株価12時53分現在3万5545円(△790円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均