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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アダストリア、ALサービス、SUMCO、シャープ

■アダストリア <2685> 3,085円  +173 (+5.9%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 3日、アダストリア <2685> が主力のポイントの2月の既存店売上高が前年同月比8.6%増に伸び、3ヵ月ぶりに前年実績を上回ったと発表したことが買い材料。降雪の影響で客数が伸び悩んだ前年の反動に加え、中旬から寒さが和らいだことでトレンチコートやGジャンなどの軽アウターといった春物商品の出足が順調だった。なお、トリニティアーツの既存店売上高も7.7%増と5ヵ月ぶりにプラスに転じた。

■アークランドサービス <3085> 4,405円  +85 (+2.0%)   本日終値
 3日、ALサービス <3085> が2月度の直営既存店売上高が前年同月比4.6%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回ったと発表したことが買い材料。なお、全店売上高も8.8%増と好調だった。

■SUMCO <3436> 2,125円  -310 (-12.7%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 3日、SUMCO <3436> が最大600億円の公募増資を15年3月11日~16年3月10日までに実施する発表したことで、将来的な株式価値の希薄化や需給悪化などが嫌気された。調達資金のうち300億円を種類株の取得資金に充当し、残りを設備投資資金などに充てる。公募増資の具体的な時期や発行条件などは未定で、市場動向を勘案して決定するという。また、同日新日鉄住金 <5401> と三菱マ <5711> が公募増資と同時に保有する同社株の一部を売却する方針を発表したことも悪材料視された。

■シャープ <6753> 232円  -13 (-5.3%)   本日終値  東証1部 下落率2位
 4日付の朝刊で「S&PがトリプルCプラスに格下げ」と一部報じられたことが売り材料視された。

■ゼネラルパッカー <6267> 365円  +80 (+28.1%) ストップ高    本日終値
 3日、ゼネラルパ <6267> [JQ]が15年7月期の経常利益(非連結)を2億1000万円→3億円(前期は2億3400万円)に42.9%上方修正し、一転して28.2%増益見通しとなったことが買い材料。給袋自動包装機の受注が好調に推移するほか、大型包装システムの受注が確保できたことが寄与する。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の7円→9円(前期は7円)に増額修正した買いに拍車を掛けた。

■リアルワールド <3691> 2,460円  +172 (+7.5%)   本日終値
 3日、リアルワルド <3691> [東証M]がラクスルとネット印刷領域で業務提携すると発表したことが買い材料。ラクスルのネット印刷事業に同社が持つ約890万人のクラウドワーカーの力を組み合わせて、プロによるチラシのデザイン制作と最も効果的なデザインを印刷前に比較できる業界初のサービス「ラクスルデザインラボ」を提供する。両社の特徴を組み合わせた新サービスの成長力に期待する買いが向かった。

■アイ・エス・ビー <9702> 971円  +61 (+6.7%)   本日終値
 3日、東証がアイエスビー <9702> [東証2]を24日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。同時に、43万7800株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限14万7000株の第三者割当増資を実施するほか、自己株処分による54万5200株の株式売り出しを発表したが特に売り材料視されなかった。

■綜合臨床HD <2399> 523円  +11 (+2.2%)   本日終値
 3日、綜合臨床HD <2399> が15年7月期上期(14年8月-15年1月)の連結経常利益を従来予想の3.6億円→4.6億円(前年同期は4.6億円)に29.0%上方修正。従来の21.3%減益予想から一転して1.5%増益見通しとなったことが買い材料。主力のSMO(治験施設支援)事業で受託済み案件が想定より進捗したうえ、原価低減や販管費の抑制が寄与した。CRO(医薬品開発業務受託)事業の採算が改善したことも上振れに貢献した。

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