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【市況】東京株式(前引け)=円安など背景に上値指向

 2日前引けの日経平均株価は前週末比49円高の1万8847円と続伸。前場の東証1部の売買高概算は11億3086万株、売買代金概算は1兆1996億9000万円。値上がり銘柄数は1018、対して値下がり銘柄数は705、変わらずは136銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、世界的なリスク選好の動きを底流に根強い買いが続いている。足もとは騰落レシオや25日移動平均線との上方カイ離などテクニカル面からの過熱感も意識されるだけに上値は重いものの、外国為替市場でドル高・円安に傾いていることもあって下値では買いが厚い。外国人投資家が2月第3週に1500億円強買い越すなど投資姿勢を変化させていることも全般の上げ潮ムードを支えている。米国株だけでなく欧州でも独DAX指数が史上最高値更新を続けており、相対的に出遅れる東京市場の先高期待が買いを促している。
 個別ではOLC<4661>が大幅高、トヨタ<7203>も堅調。NTT<9432>も買いが優勢となった。木村化工<6378>が急伸、ディップ<2379>が値を飛ばし、日駐<2353>も高い。半面、大成建<1801>が冴えず、楽天<4755>も軟調。マーベラス<7844>が大幅安、エンシュウ<6218>、東洋建設<1890>も値を下げた。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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