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【市況】豪ドル週間見通し:追加利下げを決定する可能性


■下げ渋り、中国株の上昇などが意識される

先週の豪ドル・円は下げ渋り。米長期金利の上昇を意識した豪ドル売り・米ドル買いが増える場面があり、豪ドルの対円レートは上昇一服となった。しかしながら、中国株の上昇などを意識した豪ドル買いも観測されており、豪ドルは92円台前半で下げ止まった。取引レンジは92円43銭-93円97銭。

■弱含みか、豪準備銀行は追加利下げの可能性

今週の豪ドル・円はやや弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)は3日に追加利下げを決定する可能性がある。政策金利が2.25%に据え置きとなった場合でも豪ドル高継続に対する懸念が表明された場合、リスク回避的な豪ドル売り・円買いは継続し、対円レートの上値は重くなりそうだ。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・3日:豪準備銀行が政策金利発表(現行2.25%、0.25%利下げの可能性)
・4日:10-12月期国内総生産(前年比予想:+2.5%、7-9月期:+2.7%)
・5日:1月小売売上高(前月比予想:+0.4%、12月:+0.2%)
・5日:1月貿易収支(予想:-10億豪ドル、12月:-4.36億豪ドル)

予想レンジ:91円00銭-95円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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