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【市況】【今週の早わかり株式市況】 3週続伸で一時1万8800円回復、業績拡大期待続く

 今週の株式市場は、企業の業績拡大期待にギリシャ懸念が後退したことも追い風となり、日経平均は一時1万8500円を回復し、4日続伸してスタート。
 その後は利益確定売りで伸び悩む場面もあったものの、企業の業績拡大への期待が高く世界株高も支えとなり、主力大型株への買いが続き上値を追う展開となった。
 週末も対ドルで円安が進んだことから輸出関連株の一角が買われ日経平均は一時1万8800円台に乗せ、利益確定売りに押されながらも小幅に続伸した。

 日経平均は、前週比465円(2.54%)高の1万8797円と大幅に3週続伸して取引を終えた。週間の振れ幅は463円と前週の459円とほぼ同じ幅だった。


 来週はこの1ヵ月あまり調整らしい調整をせずに上値追いが続いていただけに、利益確定売りに押され調整する場面が想定される。ただ、先高感が強いことから大きな調整はなさそうだ。大型株の中でも上値が重い自動車関連株の動きに注視したい。

◆マーケット・トレンド(2月23日~2月27日)

【↑】 2月23日(月)―― ギリシャ懸念後退で大幅に4日続伸、一時1万8500円回復
 日経平均 18466.92( +134.62)  売買高24億9190万株 売買代金 2兆5294億円

【↑】 2月24日(火)―― 先物主導で5日続伸、1万8600円台を回復
 日経平均 18603.48( +136.56)  売買高23億2021万株 売買代金 2兆4553億円

【↓】 2月25日(水)―― 短期過熱感・円高で利益確定売り、6日ぶりに反落
 日経平均 18585.20( -18.28)  売買高22億1285万株 売買代金 2兆4396億円

【↑】 2月26日(木)―― 反発し1万8700円回復、後場に先物主導で一段高
 日経平均 18785.79( +200.59)  売買高23億9190万株 売買代金 2兆5089億円

【↑】 2月27日(金)―― 先高感を支えに小幅続伸、利益確定売りで伸び悩む
 日経平均 18797.94( +12.15)  売買高27億2046万株 売買代金 3兆0069億円

◆セクター・トレンド(2月23日~2月27日)

(1)オリックス <8591> など他金融、野村 <8604> など証券といった金融株の買い続く
(2)旭硝子 <5201> などガラス・土石、JFE <5411> など鉄鋼といった素材株も続伸
(3)OLC <4661> などサービス、ソフトバンク <9984> など通信といった内需株も堅調
(4)トヨタ <7203> など自動車、東エレク <8035> など電機といった輸出株は上値が重い
(5)三井不 <8801> 、住友不 <8830> など不動産株は低調
(6)Jパワー <9513> 、東電 <9501> など電力・ガス株はさえない

(「株探」編集部)

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