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【通貨】外為サマリー:1ドル119円30銭前後のドル高・円安、米早期利上げ期待で買い優勢

 27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=119円29~30銭近辺と前日午後5時時点に比べ48銭のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=133円74~78銭と同1円12銭のユーロ安・円高で推移している。
 26日発表された米1月消費者物価指数(CPI)は、前月比0.7%低下と市場予想(0.6%低下)を下回った。ただ、食料・エネルギーを除くコアCPI は、同0.2%上昇と市場予想(0.1%上昇)を上回った。米1月耐久財受注も前月比2.8%増と市場予想(1.6%増)を上回った。これら強めの経済指標を受け、再度6月の早期利上げ期待が強まり一時、ニューヨーク市場で119円50銭までドル高・円安が進んだ。
 東京市場に移ってからはやや利益確定売りに押されたが、119円30銭前後での取引が続いている。この日は、日本の1月消費者物価指数や鉱工業生産などが発表されたが、市場の反応は限定的だった。市場では黒田日銀総裁の講演内容などが注目されている。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1211~12ドルと同0.014ドルのユーロ安・ドル高。欧州中央銀行(ECB)による3月からの量的緩和が意識されユーロは下落している。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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