【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ　18,700円～19,000円。

　米ダウ平均は、高値警戒感や原油価格下落を嫌気して小幅安。ただ、好調な東京市場の動きを反映し、シカゴの日経平均先物は大証の終値に比べ（日中比）、70円高（円建て）の逆行高で取引を終えていることから、東京市場の朝方も買い先行から、シカゴの清算値である18,870円前後での取引開始となりそうだ。

　一巡後は、国内外に特に目立つ買い材料は見当たらないが、19,000円という心理的なフシ目まで、目立った抵抗ポイントは見当たらず、また、ある一定の水準まで買い切らないと納まらない雰囲気も感じられることから、本日も金融セクターなどを中心に、堅調な値動きとなる公算である。

ただ、相場のアノマリーとして、ここまで強い相場の調整局面入りは、急落から始まることが多いことから、売却後の上昇はある程度想定内と納得し、そろそろ利益確定に軸足を移したいところだ。

　テクニカル的には、上値抵抗線が存在しないことから、心理的節目である19,000円の大台が一つの目安となりそうで、下値は1週間の平均値である、5日移動平均線（18,645円前後）がサポートラインとして想定される。

　本日の予想レンジ　18,700円～19,000円。（ストック・データバンク　編集部）