【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ　18,500円～18,700円。

　米ダウ平均は、高値警戒感から軟調な値動きのなか、原油価格反発を好感し小幅上昇。その影響でシカゴの日経平均先物も、東証の終値に比べ僅かに上昇して取引を終えていることから、東京市場の朝方も買い先行から、シカゴの清算値である18,625円前後での取引開始となりそうだ。

　一巡後は、国内外に特に目立つ材料も無く、利益確定の売りが出易いことから、マーケットは概ね上値の重い値動きが想定されるが、原油価格が反発していることで、エネルギーセクターは堅調な展開が予想され、また、安値圏では年金買いの期待感から売り込み難い状況だけに、相場は方向感が乏しいながらも比較的底堅く推移する公算である。

　テクニカル的には、昨日の日経平均は終値ベースで、ボリンジャーバンド+2σを下回ったことから、本日の取引では、+2σ（18,668円前後）～+1σ（18,277円前後）のレンジ内での取引となりそうだが、為替市場ではドル対円でもち合い状態を続けていることから、時間中に上放れを起こすようなことかがあれば、再び+2σをバンドブレイクしてくることも考えられる。但し、下に放れればその逆のパターンとなることから、為替動向には注意したいところだ。

　本日の予想レンジ　18,500円～18,700円。（ストック・データバンク　編集部）