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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):Jディスプレ、明星工、ダイセル、総合メディ

■ジャパンディスプレイ <6740> 488円  +25 (+5.4%)   本日終値
 Jディスプレ <6740> が続急騰。日刊工業新聞が20日付で「ジャパンディスプレイ(JDI)が米アップルの要請を受け、スマートフォンなどに搭載する中小型液晶パネルの新工場を建設する検討を進めていることが、19日までにわかった」と報じたことが買い材料視された。報道によると「立地場所は石川県で、2016年に稼働する計画。2000億円超と見られる総投資額の多くをアップルが負担する枠組みで最終調整している」という。パネルはアップルに優先供給されるが、専用工場にはしない方針で新工場建設による収益拡大への思惑買いが向かった。

■明星工業 <1976> 705円  +36 (+5.4%)   本日終値
 19日、明星工 <1976> が株主優待制度を導入すると発表したことが買い材料。3月末現在の株主を対象に、100株以上保有1000株未満で1000円分のJCBギフトカード、1000株以上で同2000円分を贈呈する。株主還元の強化を好感する買いが向かった。

■ダイセル <4202> 1,613円  +80 (+5.2%)   本日終値
 ダイセル <4202> が続急伸。日経新聞が20日付で「ダイセルは米国アリゾナ州にエアバッグの主要部品である『ガス発生装置(インフレーター)』の新工場を建設する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「来年春の稼働予定で、投資額は100億円規模とみられる」という。タカタ <7312> 製エアバッグのリコールに伴う交換部品の不足に対応するとのことで新工場建設によるインフレーターの受注拡大による収益への寄与を期待した買いが向かった。

■総合メディカル <4775> 6,380円  +310 (+5.1%)   本日終値
 19日、総合メディ <4775> が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同日、関西で薬局21店舗(大阪府に6店舗、兵庫県に15店舗)を展開する祥漢堂を完全子会社化すると発表したことも好感された。

■デジタルガレージ <4819> 1,853円  +26 (+1.4%)   本日終値
 19日、Dガレージ <4819> [JQ]が講談社と資本業務提携すると発表したことが買い材料。講談社が同社の株式0.5%以上を順次取得する一方、同社はコンテンツのグローバル展開に向けて、講談社の米国関係会社に19%出資する予定。また、日本を中心としたデジタル事業に関連する戦略投資を行う合弁会社を設立する。講談社が持つコンテンツと同社の最先端ネット技術を活用した有望なビジネスの発掘・育成ノウハウを組み合わせ、国内で次世代のコンテンツ事業を展開。北米市場では拡大余地の大きいデジタルコミック市場の開拓を見据え、ウェブサイトやスマホアプリ、ソーシャルメディアなどを通じて読者への情報発信を行い、講談社のコンテンツの世界規模での流通加速を目指す。

■スカイマーク <9204> 39円  +12 (+44.4%)   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 20日付の朝刊で「同社支援にHIS、オリックスなどが名乗り」と一部報じられたことが買い材料視された。

■本多通信工業 <6826> 1,498円  +158 (+11.8%)   本日終値
 19日、本多通信 <6826> [東証2] が15年3月期の連結経常利益を従来予想の12億円→14.5億円に20.8%上方修正。増益率が23.1%増→48.7%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。車載向けやFA向けコネクターの販売好調や合理化効果が寄与。円安による為替差益の増加が利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を16円→20円(前期は12円)に増額修正した。

■トライアイズ <4840> 398円  +34 (+9.3%)   本日終値
 19日、トライアイズ <4840> [JQG]が発行済み株式数(自社株を除く)の3.78%にあたる40万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は20日から16年2月19日まで。

■協立エアテック <5997> 519円  +20 (+4.0%)   本日終値
 19日、協立エアテク <5997> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の11.32%にあたる60万株(金額で2億9940万円)を上限に、20日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は19日終値の499円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

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