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【市況】あす(19日)の株式相場見通し=買い気持続し強含み、新たな上昇ステージに

 あす(19日)の東京株式は、企業業績の改善期待が改めて高まっていることや、米国の利上げ時期が早まるとの観測などにより、外国為替市場での円高・ドル安進行懸念が沈静化していることを受け、強含みの推移となりそうだ。
 18日の東京株式市場は、前日の米株式相場の堅調を受け買い優勢。日経平均株価終値は、前日比212円高の1万8199円と大幅反発した。これで、終値では2007年7月以来の高値水準となった。また、同年2月につけた取引時間中の高値1万8300円が完全に射程圏に入っており、これを突破すると新たな上昇ステージを迎える。
 東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は、19日に126.50%と買われ過ぎ警戒圏に入ったものの、市場エネルギーを伴って程よい循環物色の回転が効いていることから、市場参加者の過熱感は限定的となっているようだ。
 日程面では、ビッグデータの統合管理・分析コンサルティングなどに活用するためのシステムの提供を手掛けるALBERT<3906>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほか、2月の月例経済報告、1月の貿易統計、2月の金融経済月報、1月の全国百貨店売上高、14年の全国新築マンション発売戸数に注目。海外では、ECBによる1月の理事会要旨の公開が焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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