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【市況】来週の株式相場見通し=日経平均は昨年来高値トライ、内需株物色に広がり

 来週(16~20日)の東京株式市場は、底堅さを発揮しながら昨年来高値にトライする動きとなりそうだ。週末13日の東京株式市場は、前日に日経平均株価が327円高と急伸したことに加え、外国為替市場で前日に比べて1円以上も円高・ドル安が進行したにもかかわらず、底堅さをみせて前日比66円安の1万7913円と小幅反落に踏みとどまった。
 市場関係者からは「12日に1万8000円にタッチしたものの、達成感は話題にならない。したがって、相場はまだ上昇の途上と判断したい」との見方が出ていた。このところ、銀行、不動産、鉄鋼といった内需系の主力銘柄にも物色が広がりをみせていることが追い風となりそうだ。さらに、ギリシャ金融支援やウクライナ停戦問題など欧州関連の懸念材料に改善が見られることもプラス。来週の日経平均株価の想定レンジは、1万7700~1万8200円とする。
 日程面では、10~12月期のGDP、1月の首都圏新規マンション発売(16日)、日銀金融政策決定会合(17~18日)、1月の訪日外国人客数(18日)、1月の貿易統計、12月の全産業活動指数(19日)、1月のコンビニエンスストア売上高(20日)が焦点に。海外では、ユーロ圏財務相会合、プレジデントデーの祝日で米国市場は休場(16日)、独2月のZEW景況感指数(17日)、米1月の鉱工業生産・設備稼働率、米1月の住宅着工件数(18日)が焦点になる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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