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【通貨】今日の為替市場ポイント:日銀追加緩和への思惑が後退


昨日12日のドル・円相場は、東京市場では119円99銭から120円47銭で推移。欧米市場では一時118円51銭まで下落し、119円11銭で取引を終えた。

本日13日のドル・円は主に119円台前半で推移か。日銀による追加緩和への期待は後退しており、株高でもリスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。

12日の欧米市場でドル・円は一時118円51銭まで下げたが、日本時間の夕方に「一段の追加緩和は逆効果になるとの見方が日銀内で浮上している」と報じられたことがドル急落の要因となった。

1月29日にも関係筋の見方として「政府、当面は日銀の追加緩和必要なしとの見解固める」と報じられていた。日銀内部では、追加緩和によって円安が進行した場合、個人消費が抑制されるとの懸念が台頭しているのかもしれない。

市場関係者の間では、原油安によってインフレ率は鈍化しているが、原油安は個人消費を後押しする効果があるとの理由で、日銀は追加緩和を急ぐべきではないとの見方が増えているようだ。

《KO》

 提供:フィスコ

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