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【通貨】NY為替:ドル・円は118円90銭、米早期利上げ観測の後退によるドル売り


12日のニューヨーク外為市場で、ドル・円は119円83銭から118円51銭まで下落し118円90銭で引けた。低調な米国の小売売上高を受けて早期利上げ観測が後退しドル売りが加速したほか、ギリシャ救済策でまだ合意がまとまらずリスク回避の円買いが散見されたほか、「日本銀行が追加緩和を逆効果と見ている」との思惑に円の買い戻しが継続した。

ユーロ・ドルは、1.1328ドルから1.1423ドルまで上昇して1.1400ドルで引けた。ギリシャ合意期待を受けたユーロの買戻し、米債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。ユーロ・円は、135円83銭から135円12銭へ下落。日本銀行の追加緩和観測を受けた円売りが後退した。ポンド・ドルは、1.5343ドルから1.5400ドルへ上昇。カーニー英中央銀行総裁のタカ派発言を受けた買いが継続した。ドル・スイスは、0.9338フランから0.9262フランへ下落した。


[経済指標]

米・1月小売売上高:前月比-0.8%(予想:-0.4%、12月:-0.9%)
米・1月小売売上高(自動車除く):前月比-0.9%(予想:-0.5%、12月:-0.9%←-1.0%)
米・前週分新規失業保険申請件数:30.4万件(予想:28.7万件、前回:27.9万件←27.8万件)
失業保険継続受給者数:235.4万人(予想:240万人、前回:240.5万人←240万人)
米・12月企業在庫:前月比+0.1%(予想:+0.2%、11月:+0.2%)

《KO》

 提供:フィスコ

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