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【市況】あす(5日)の株式相場見通し=利益確定売りで一服、下値不安感は和らぐ

 あす(5日)の東京株式市場は、きょうの大幅反発への反動もあり、利益確定の売りが優勢で、日経平均株価は一服商状となりそうだ。
 2月相場入りして以降2日、3日の続落で日経平均株価が合計338円下落していたことへの反動もあり、4日の東京株式市場は、前日比342円高の1万7678円と急反発した。この動きについて市場関係者は「原油価格下落に歯止めが掛かり、反発の兆候が鮮明になってきたことを反映し、NYダウ平均株価が上昇したことを好感した」としている。
 4日の東証1部の売買代金は2兆8072億円と膨らみ、14年12月19日以来の高水準で、今年最大となった。大商いを伴って、前日に割り込んだ25日移動平均線(1万7351円=4日)を直ちに回復してきたことで、下値不安感は和らいでいる。
 また、業績好調の三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>など銀行や資源関連銘柄が大幅高に買われた。ただ、寄与度の大きいファーストリテイリング<9983>とファナック<6954>の2銘柄で90円近く日経平均株価を押し上げており、株価指数先物主導の傾向は顕著だ。
 日程面では、1月の車名別新車販売台数に注目。海外では、ギリシャ議会招集、米12月の貿易収支、インドネシア10~12月期のGDPが焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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