【市況】【今週の早わかり株式市況】 2週続伸、ＧＰＩＦが大型株に買い始動

　今週の株式市場は、対ドルで円高基調となったことから　　3日ぶりに小反落してスタート。
　　その後は前週末から買い始動していたＧＰＩＦ(年金積立金管理運用独立行政法人)から大型株を中心に買いが入り、日経平均が一時1万7800円台を回復したものの、アジア株安などを受けて伸び悩んだ。
　　週末は前日の米国株式市場の大幅反発を受け、日経平均は一時200円高まで買い進まれた後はもみ合いの展開となったものの、反発した。

　日経平均は、前週比162円(0.93％)高の1万7674円と2週続伸して取引を終えた。週間の振れ幅は564円と前週の620円から縮小した。


　来週はＧＰＩＦの動向次第では1万8000円を目指す展開が想定される。引き続き原油価格の動向には注視する必要がある。
　また、来週の4-12月決算発表銘柄はトヨタ <7203> など主力の大型株が集中します。

※株探では、決算発表の集中期間(2月13日まで)は『決算特報』を毎日3本配信する予定です。
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ご注目ください。なお、配信時間は多少前後します。

◆マーケット・トレンド（1月26日～1月30日）

【↓】 1月26日(月)―― 円高、欧州懸念などで3日ぶりに反落、売買代金は今年最低
　日経平均 17468.52( -43.23)　　売買高18億4060万株　売買代金 1兆7967億円

【↑】 1月27日(火)―― ギリシャ懸念後退・円安で大幅反発、1万7700円台を回復
　日経平均 17768.30( +299.78)　　売買高21億8681万株　売買代金 2兆1951億円

【↑】 1月28日(水)―― 小幅続伸、米アップル好決算・企業業績への期待を支えに切り返す
　日経平均 17795.73( +27.43)　　売買高23億1264万株　売買代金 2兆3023億円

【↓】 1月29日(木)―― 米・アジア株安、円高で3日ぶりに大幅反落
　日経平均 17606.22( -189.51)　　売買高24億1307万株　売買代金 2兆4827億円

【↑】 1月30日(金)―― 好業績株が買われて反発も、伸び悩む
　日経平均 17674.39( +68.17)　　売買高26億7363万株　売買代金 2兆7545億円

◆セクター・トレンド（1月26日～1月30日）

(１)王子ＨＤ <3861> など紙、ＪＡＬ <9201> など空運、中部電 <9502> など電力といった原油安メリット株が買われた
(２)セブン＆アイ <3382> など小売り、明治ＨＤ <2269> など食品といった内需株は買い継続
(３)東京海上 <8766> など保険、三菱ＵＦＪ <8306> など銀行株は続伸
(４)コマツ <6301> など機械、ホンダ <7267> など自動車といった輸出株は低調
(５)ＪＸ <5020> 、三菱商 <8058> など資源関連株に再び売り
(６)三井不 <8801> 、住友不 <8830> など不動産株がさえない

(「株探」編集部)