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【材料】中外薬は急伸、15年12月期Core営業10%増予想で4円増配へ

 中外製薬<4519>が急伸。一時、前日比280円高の3520円まで買われる場面があった。同社は28日取引終了後に、15年12月期通期の連結業績予想(国際会計基準)を公表。Coreベース(経常的な業績を示す指標)の営業利益予想を850億円(前期比10.0%増)としたほか、年間配当を52円(前期は48円)とする方針を打ち出したことが好感されているようだ。
 売上収益は4865億円(同5.5%増)を予想。インフルエンザ治療薬「タミフル」は減少を予想するものの、抗悪性腫瘍剤「アバスチン」など他の製品の成長により製品全体では7.0%増を見込んでいる。なお、前提為替レートは1スイスフラン=116円、1ユーロ=142円、1ドル=119円、1シンガポールドル=91円を想定している。
 また、同日には初期臨床開発に特化した組織を4月1日付で新設することも明らかにしている。

中外薬の株価は9時35分現在3400円(△160円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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