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【材料】サンフロンティア不動産---第2四半期は不動産再生事業が大幅伸長


サンフロンティア不動産<8934>は、不動産の再生事業を主軸とする不動産会社。東京都心を中心に、不動産再生をはじめ不動産の売買、売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメント(ビル管理)など幅広い事業を通じて、ビルオーナーの資産運用をトータルに支援する。地域に密着による土地勘を活かしたテナント斡旋が強み。2013年3月には台湾に法人を設立。外国人富裕層に「東京の都市の魅力」を紹介し、安定収益を得られる投資用物件を紹介するビジネスも展開。

足元の業績では、2015年3月期の第2四半期(14年4-9月)決算は、売上高が前年同期比67.5%増の118.70億円、営業利益が同45.1%増の30.12億円、経常利益が同42.5%増の28.79億円、四半期純利益が同42.2%増の26.60億円だった。不動産再生事業で売上高・利益ともに大幅にした。一方、売買仲介事業においては、競争激化による成約件数の減少で、売上高・利益ともに大幅に減少となった。

15年3月期通期については、売上高が前期比46.3%増の260.00億円、営業利益が同10.3%増の50.00億円、経常利益が同6.0%増の46.00億円、純利益が同7.0%増の43.00億円の見通しで、期初予想を据え置いている。

なお台湾法人の事業は、同社にとってはアジアへの事業拡大の第一弾。為替の円安効果や2020年オリンピック開催予定などを追い風に、外国人の日本不動産への投資人気が高まっている。事業は着実に軌道に乗り始めてきており、同社の今後のアジア展開を占う上で、台湾事業の今後の動向が注目されそうだ。

《AK》

 提供:フィスコ

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