【特集】<話題の焦点>=インホイールモーターに注目 電気自動車、燃料電池車で活用
トヨタ自動車<7203>の燃料電池車「MIRAI(ミライ)」が快走している。当初は2015年末までに約400台の販売を目標としていたが、発売1カ月で受注が1500台に到達。これを受けて年産700台の生産能力を17年までに3000台に増やす方針だ。「MIRAI」の快走は、エコカー人気の高さを表しているが、これに関連して、今後、注目を集めそうな技術がある、それが「インホイールモーター」だ。
インホイールモーターとは、車輪のホイール部分に内蔵された電気モーターのこと。軽量化につながると同時に駆動損失も抑えられるほか、4輪をそれぞれ制御する技術と合わせると、その場で回転したり、真横に水平移動したりできる。また、駆動軸やモーターなどの部品を車体中央に置かなくて済むため、車体にスペースが生まれ、車載用のバッテリーを大容量にできるので、電気自動車の航続距離を伸ばすことができる。さらに、燃料電池車でも水素タンクを搭載するのに効果を発揮する。
昨年12月には、NTN<6472>が、インホイールモーターを搭載した電気自動車モビリティ「Q’mo(キューモ)」が公道走行が可能となるナンバープレートを世界で初めて取得したと発表した。今後は、完成車メーカーなどとも連携を進めるとしており、今後の開発の行方に注目したい。
◆主なインホイールモーター関連銘柄
NTN<6472> インホイールモーター搭載の「Q’mo」がナンバープレートを世界初で取得
東洋電<6505> 外側が回るアウターローター方式のインホイールモーターを開発
シンフォニア<6507> 電気自動車の企画・開発を行うFOMMとインホイールモーターを共同開発
明電舎<6508> 慶応大学発ベンチャーのシムドライブ製試作車のインホイールモーターを製造
デンソー<6902> 小型・高出力のモーター技術とセンサーを応用し「X-mobility」を開発
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
インホイールモーターとは、車輪のホイール部分に内蔵された電気モーターのこと。軽量化につながると同時に駆動損失も抑えられるほか、4輪をそれぞれ制御する技術と合わせると、その場で回転したり、真横に水平移動したりできる。また、駆動軸やモーターなどの部品を車体中央に置かなくて済むため、車体にスペースが生まれ、車載用のバッテリーを大容量にできるので、電気自動車の航続距離を伸ばすことができる。さらに、燃料電池車でも水素タンクを搭載するのに効果を発揮する。
昨年12月には、NTN<6472>が、インホイールモーターを搭載した電気自動車モビリティ「Q’mo(キューモ)」が公道走行が可能となるナンバープレートを世界で初めて取得したと発表した。今後は、完成車メーカーなどとも連携を進めるとしており、今後の開発の行方に注目したい。
◆主なインホイールモーター関連銘柄
NTN<6472> インホイールモーター搭載の「Q’mo」がナンバープレートを世界初で取得
東洋電<6505> 外側が回るアウターローター方式のインホイールモーターを開発
シンフォニア<6507> 電気自動車の企画・開発を行うFOMMとインホイールモーターを共同開発
明電舎<6508> 慶応大学発ベンチャーのシムドライブ製試作車のインホイールモーターを製造
デンソー<6902> 小型・高出力のモーター技術とセンサーを応用し「X-mobility」を開発
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)