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【市況】東京株式(前引け)=朝安後に急速に下げ渋る 

 28日前引けの日経平均株価は前日比9円安の1万7758円と小幅反落。前場の東証1部の売買高概算は11億457万株、売買代金概算は1兆463億2000万円。値上がり銘柄数は848、対して値下がり銘柄数は849、変わらずは163銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が軒並み下落したことを受け大きく売りが先行したが、寄り後は急速に下げ渋る展開となった。取引時間中に為替が対ドルで円安傾向に振れたことや、下値では日銀のETF買いなどの思惑もあり、押し目を買う動きが強まった。日経平均は一時プラス圏に入る場面もあったが、その後は前日終値近辺でのせめぎ合い。個別銘柄の売り買いも拮抗しており、前引け段階で値上がり銘柄数と値下がり銘柄数がほぼ同数という珍しい現象。
 個別ではOLC<4661>が買われ、ソニー<6758>も上昇。ベスト電器<8175>が大商いで急騰、マーベラス<7844>も大幅高となった。エムスリー<2413>、トナミHD<9070>、キヤノン電子<7739>も値を上げている。半面、ダイキン<6367>が軟調、三井住友<8316>も冴えない。日立国際<6756>、スクリーン<7735>も大幅安。千代化<6366>、国際帝石<1605>、前田道路<1883>も安い。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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