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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:タカラバイオ、ユニチャーム、カカクコム、マルハニチロ

■タカラバイオ <4974> 1,363円  +8 (+0.6%)   11:30現在
 21日、タカラバイオ <4974> [東証M]が腫瘍溶解性ウイルス「HF10」の国内第Ⅰ相臨床試験を日本国内で実施するため、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に再生医療等製品としての治験計画届を提出したと発表したことが買い材料。同治験では、悪性黒色腫や皮膚の扁平上皮癌などの固形がんを対象に、「HF10」を反復投与した際の安全性などの評価を行う。同社では「HF10」の早期承認を目指し、日本国内で18年度の商業化を目指す。また、悪性黒色腫を対象に第Ⅱ相臨床試験を実施中の米国でも、18年度の商業化を目標としている。

■ユニ・チャーム <8113> 3,096円  +18 (+0.6%)   11:30現在
 ユニチャーム <8113> が大幅続伸。日経新聞が22日付で「ユニ・チャームの2014年12月期(4~12月の9カ月間の変則決算)は、営業利益が590億円程度(前年同期は491億円)となったようだ。従来予想(566億円)を24億円上回る」と報じたことが買い材料視された。報道によると、国内で高価格帯の高機能な紙おむつの販売が好調だったうえ、中間所得層の拡大に伴い中国や東南アジアなど海外でも販売を伸ばしたという。続く15年12月期も実質増収増益となる計画を立てているようだと伝えており、国内シルバー層や海外成長市場の取り込みによる業績拡大基調の持続に期待する買いが向かった。

■カカクコム <2371> 1,623円  +9 (+0.6%)   11:30現在
 21日、カカクコム <2371> が発行済み株式数の0.90%にあたる200万9000株の自社株を消却すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は30日。

■マルハニチロ <1333> 1,680円  -40 (-2.3%)   11:30現在
 マルハニチロ <1333> が3日ぶりに反落。日経新聞が22日付けで「マルハニチロの2014年4~12月期の連結営業利益は100億円弱と、旧マルハニチロホールディングスの前年同期実績に比べ2割前後減ったもようだ」と報じたことが売り材料視された。報道によると「農薬混入事件のあった旧アクリフーズ群馬工場の生産停止の影響や為替の円安で冷凍食品の原材料コストが上昇した」という。2月2日発表予定の第3四半期決算発表を控え、減益報道を懸念した売りが向かった。

■昭和真空 <6384> 486円  +80 (+19.7%) ストップ高買い気配    11:30現在
 21日、昭和真空 <6384> [JQ] が15年3月期の連結経常損益を従来予想の1億2800万円の黒字→5億8300万円の黒字(前期は4億4700万円の赤字)に4.6倍上方修正したことが買い材料。一部受注装置の販売が後ずれするものの、簿価切り下げ済みの真空関連装置用の仕掛かり部品の販売が進み、収益を押し上げる。

■マイスター <4695> 678円  +100 (+17.3%) ストップ高    11:30現在
 マイスター <4695> [東証2]が買い気配。日経新聞が22日付で「産業機械を手掛けるマイスターエンジニアリングの2014年4~12月期の連結営業利益が前年同期比28%増の6億円弱になったもようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「食品工場向けに異物の混入を検査するシステムの受注が増え、利益を押し上げた」という。食品工場や外食の店舗で商品に異物混入が問題になるケースが相次ぎ、メーカーからの受注が伸びているとしており、受注拡大を好感した買いが向かった。

■阪神内燃機工業 <6018> 243円  +28 (+13.0%)   11:30現在
 21日、阪神燃 <6018> [東証2]が船舶用電子制御機関の初号機を完成させたと発表したことが買い材料。従来の機械式燃料噴射を電子制御化したもので、低速4サイクル機関では世界初の電子制御機関となる。負荷に応じて噴射タイミングや噴射圧力を最適化することで従来の機械式に比べて燃費が約3%改善するうえ、窒素酸化物も抑制できる。一部報道によると、価格は機械式より5000万円程度高くなるものの、燃費改善効果により5-7年でアップ分は回収できるという。燃費改善効果や環境規制強化の流れを受けて、新型機関の受注拡大に期待する買いが向かった。

■モーニングスター <4765> 266円  +6 (+2.3%)   11:30現在
 Mスター <4765> [JQ]が反発。日経新聞が22日付で「モーニングスターの2014年4~12月期連結営業利益は前年同期比12%増の8億円弱になったようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「銀行で資産運用の相談に使う金融情報アプリの販売が伸びた。株式相場の活況で子会社の資産運用会社の残高が膨らみ、手数料収入も増えた」という。同社は15年3月期の業績見通しを開示していないが、通期の連結営業利益は10億円を超える可能性があるとしており、業績上振れ報道を好感した買いが向かった。

■安川情報システム <2354> 288円  -26 (-8.3%)   11:30現在
 21日、安川情報 <2354> [東証2] が決算を発表。15年3月期第3四半期(10-12月)の連結経常損益が1億2300万円の赤字(前年同期は5600万円の赤字)に赤字幅が拡大したことが嫌気された。ビジネス・ソリューション事業で安川電機グループのグローバルERPプロジェクトが一巡したうえ、製品組み込みソフト開発やFAシステム構築が低迷。インターネット・セキュリティ関連製品などの落ち込みも響いた。なお、第3四半期累計(4-12月)の経常損益は6500万円の赤字(前年同期は1億3000万円の赤字)に赤字幅が縮小した。

■鉱研工業 <6297> 1,221円  -87 (-6.7%)   11:30現在
 21日、東証と日証金が鉱研工業 <6297> [JQ]について22日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■SPK <7466> 2,044円  +39 (+2.0%)   11:30現在
 22日付の朝刊で「4-12月営業益は15%増と最高の公算」と一部報じられたことが買い材料視された。

■ベネフィット・ワン <2412> 1,252円  +24 (+2.0%)   11:30現在
 21日に発表した「ソフトバンク系2社とサービス協業開始」が買い材料。
 ソフトバンクBBとソフトバンクモバイルと「とく放題」の提供に関してサービス協業を開始。

■ジーンズメイト <7448> 242円  -10 (-4.0%)   11:30現在
 21日に発表した「1月度の既存店売上高は前年比5.2%減」が売り材料。
 1月度の既存店売上高は前年比5.2%減。3ヵ月ぶりに前年実績を下回る。

■メディア工房 <3815> 914円  -28 (-3.0%)   11:30現在
 21日に発表した「12月度の連結売上高は前年比3.2%減」が売り材料。
 12月度の連結売上高は前年比3.2%減と7ヵ月ぶりに前年を下回った。

■藍澤證券 <8708> 595円  -4 (-0.7%)   11:30現在
 21日に発表した「4-12月営業益(速報値)は48.3%減」が売り材料。
 4-12月営業利益(速報値)は前年同期比48.3%減。純利益は72%減。

●ストップ高銘柄
 ムラキ <7477> 170円  +50 (+41.7%) ストップ高    11:30現在
 創健社 <7413> 203円  +50 (+32.7%) ストップ高    11:30現在
 FVC <8462> 369円  +80 (+27.7%) ストップ高    11:30現在
 サンオータス <7623> 446円  +80 (+21.9%) ストップ高    11:30現在
 NVC <3394> 3,950円  +700 (+21.5%) ストップ高    11:30現在
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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