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【材料】シャープが続急落、「今期最終は一転して赤字転落の公算、赤字額は数百億円規模も」

 シャープ <6753> が続落。日経新聞が19日付で「シャープが2015年3月期に、再び連結最終赤字に転落する見通しとなった」と報じたことが売り材料視された。

 会社側の従来予想は300億円の黒字だが、報道によると、赤字は数百億円規模にのぼる可能性があるという。価格競争の激化を背景にテレビなど主力製品で採算が低下する。円安・ドル高に伴い、海外生産の白物家電や太陽電池などの輸入採算も悪化。加えて、特別損失を計上することなども響くとしている。

 業績悪化を受けて、16年3月期に800億円の最終黒字を目指していた中期経営計画は撤回。今春をメドに新たな再建計画を作り直すと伝えている。

 報道を受けて、経営再建の先行き不透明感を警戒する売りが優勢となった。
(「株探」編集部)

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