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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ユニオンツル、古野電、HIS、日本通信

■ユニオンツール <6278> 2,930円  +270 (+10.2%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 14日、ユニオンツル <6278> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.03%にあたる20万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は15日から3月31日まで。同時に決算を発表。14年11月期の連結経常利益は前の期比29.0%増の33.8億円になり、従来予想の31億円を9.3%上振れて着地。決算期変更する15年12月期(13ヵ月の変則決算)は45億円の見通しとなった。スマートフォンや自動車向けの電子部品加工用工具の需要が引き続き堅調に推移する。業績好調に伴い、前期の年間配当を34円→36円(前の期は32円)に増額し、今期は50円にする方針とした。

■古野電気 <6814> 964円  +63 (+7.0%)   本日終値  東証1部 上昇率10位
 14日に決算を発表。「3-11月期(3Q累計)経常は49%増益・通期計画を超過」が好感された。
 古野電 <6814> が1月14日大引け後(15:30)に決算を発表。15年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比48.8%増の28.3億円に拡大し、通期計画の28億円に対する進捗率が101.2%とすでに上回り、5年平均の99.8%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒古野電気の詳しい業績推移表を見る

■エイチ・アイ・エス <9603> 3,720円  +95 (+2.6%)   本日終値
 HIS <9603> が大幅反発。日経新聞が15日付で「エイチ・アイ・エス(HIS)は高額の海外旅行ツアー商品を7年ぶりに発売する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「時間やお金に余裕があり、価格が高くてもサービスや旅行先にこだわるシニアなどの需要に応える」という。価格は同社の平均的なツアーよりも50%高く設定するとしており、富裕層向け海外旅行ツアー商品販売による収益拡大を期待した買いが向かった。

■日本通信 <9424> 503円  +11 (+2.2%)   本日終値
 日本通信 <9424> [JQ]が大幅高。日刊工業新聞が15日付で「日本通信は企業向けに、外部からの不正アクセス対策の機能を搭載したスマートフォンを2-3月に投入する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「悪意のある人物からのハッキングの被害を防ぎ、スマホを安全に利用できる」という。スマホの情報セキュリティー対策の需要を取り込み、新型スマホの顧客を開拓するとしており、収益への貢献を期待した買いが向かった。

■TSIホールディングス <3608> 616円  -78 (-11.2%)   本日終値  東証1部 下落率2位
 14日、TSIHD <3608> が15年2月通期の連結経常利益を従来予想の38億円→22億円に42.1%下方修正したことが売り材料。苦戦ブランドや撤退予定ブランドの在庫消化を進めたことによる値引き販売拡大や、円安により売上原価が増加したことが響く。また、14日付でSMBC日興証券が投資判断を「1(強気)→2(中立)」に引き下げ、目標株価を860円→750円に減額したことも売りに拍車を掛けた。

■スカイマーク <9204> 363円  -27 (-6.9%)   本日終値  東証1部 下落率7位
 スカイマーク <9204> が急反落。朝日新聞が15日付で「国内航空3位のスカイマークは14日、検討していたANAホールディングスへの出資要請を見送り、自主再建を目指す方針を固めた」と報じたことが売り材料視された。報道によると「両社の首脳が同日交渉したが、条件面で折り合わなかった」という。当面の資金は予備エンジンや操縦士の訓練装置を売却してまかない、その後国内のファンドから出資を受けるめどがついたとしているが、経営再建への不透明感を懸念する売りが向かった。

■ファンクリG <3266> 159円  +50 (+45.9%) ストップ高    本日終値
 14日、ファンクリG <3266> [JQ]が大和証券と富裕層向けビジネスで連携すると発表したことが買い材料。同社グループが開発・組成する富裕層向けファンドなどを大和証券の顧客へ販売・紹介するほか、同社グループの事業展開において大和証券の持つノウハウやネットワークなどの提供を受ける。大和証券との連携による相乗効果や富裕層の取り込みによる収益基盤の強化に期待する買いが向かった。同時に決算を発表。14年11月期の連結経常利益は前の期比11倍の2億6300万円に急拡大して着地。続く15年11月期も前期比6.5%増の2億8000万円に伸びる見通しとなったことも好感された。

■アクトコール <6064> 1,360円  +300 (+28.3%) ストップ高    本日終値
 14日に決算を発表。「前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は3.0倍増益へ」が好感された。
 アクトコール <6064> [東証M] が1月14日大引け後(15:30)に決算を発表。14年11月期の連結経常利益は前の期比1.4%増の7300万円になり、従来予想の4700万円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。15年11月期も前期比3.0倍の2億1900万円に急拡大する見通しとなった。7期連続増収になる。
  ⇒⇒アクトコールの詳しい業績推移表を見る

■アクロディア <3823> 455円  +80 (+21.3%) ストップ高    本日終値
 14日に決算を発表。「9-11月期(1Q)最終は赤字縮小で着地」が好感された。
 アクロディア <3823> [東証M] が1月14日大引け後(15:30)に決算を発表。15年8月期第1四半期(9-11月)の連結最終損益は1.6億円の赤字(前年同期は2.6億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
  ⇒⇒アクロディアの詳しい業績推移表を見る

■タケダ機械 <6150> 273円  +42 (+18.2%) 一時ストップ高    本日終値
 14日、タケダ機械 <6150> [JQ] が15年5月期の連結経常利益を従来予想の3億円→4.3億円に43.3%上方修正。従来の11.2%%減益予想から一転して27.2%増益見通しとなったことが買い材料。震災復興やインフラ整備、都市再開発などによる鋼構造物の旺盛な需要を背景に、主力の形鋼加工機を中心に販売が伸び、売上が計画を10.3%も上回ることが寄与する。前日終値ベースの予想PERが9.2倍→6.5倍に急低下し、割安感がさらに強まったことも買いに拍車を掛けた。

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