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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ディップ、OSG、ホテルリート、スカイマーク

■ディップ <2379> 4,545円  +475 (+11.7%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 9日、ディップ <2379> が15年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の30.1億円→40億円に33%上方修正し、増益率が76.9%増→2.4倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。アルバイト求人情報サイト「バイトル」や派遣求人情報サイト「はたらこねっと」を運営するメディア事業で、求人需要の高まりが継続したことに加え、積極的な広告宣伝投資が奏功したことなどにより業績が堅調に推移することを織り込んだ。同時に発表した15年2月期第3四半期累計(3-11月)の経常利益も前年同期比2.8倍の31.8億円に急拡大した。

■OSG <6136> 2,016円  +118 (+6.2%)   本日終値  東証1部 上昇率8位
 9日に決算を発表。「今期経常は9%増で2期連続最高益、前期配当を6円増額・今期は2円増配へ」が好感された。
 OSG <6136> が1月9日大引け後(15:00)に決算を発表。14年11月期の連結経常利益は前の期比26.3%増の175億円になり、15年11月期も前期比9.3%増の192億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。6期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を28円→34円(前の期は30円)に増額し、今期も前期比2円増の36円に増配する方針とした。
  ⇒⇒OSGの詳しい業績推移表を見る

■ホテルリート <8985> 82,100円  +4,500 (+5.8%)   本日終値
 9日に業績修正を発表。「前期経常を2%上方修正、分配金も44円増額」が好感された。
 ホテルリート <8985> [東証R] が1月9日大引け後(15:50)に業績・配当修正を発表。14年12月期の経常利益を従来予想の54.9億円→56.1億円(前の期は37.4億円)に2.2%上方修正し、増益率が47.0%増→50.2%増に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒ホテルリートの詳しい業績推移表を見る

■スカイマーク <9204> 363円  +6 (+1.7%)   本日終値
 スカイマーク <9204> が4日ぶりに反発。読売新聞オンラインが9日付で「国内航空3位のスカイマークが、全日本空輸に出資を要請する検討に入った」と報じたことが買い材料視された。報道によると「羽田発着便での共同運航を協議中の全日空と資本提携も結ぶことで、財務基盤を強化する狙いがある」という。同社では業務の立て直しに向けて複数の投資ファンドと出資交渉を進めている。全日空との提携が実現すれば、財務基盤の強化だけでなく、同社が続けてきた独立経営から大きく方向転換することになる。

■JVCケンウッド <6632> 304円  +4 (+1.3%)   本日終値
 JVCケンウ <6632> が反発。日刊工業新聞が13日付で「JVCケンウッドは今夏をめどに、タイに車載カメラの新工場を設置する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「先進運転支援システム(ADAS)の普及により、今後急増すると見られる車載カメラの需要に対応する。将来的に年間1000万台程度の生産能力を目指す。生産体制を整えて、拡大する車載カメラとその周辺システム市場の取り込みに先手を打つ」としている。投資額は数億から10億円規模というが、業績拡大への期待から買いが優勢となった。

■イオン <8267> 1,143.5円  -67.5 (-5.6%)   本日終値  東証1部 下落率4位
 9日に決算を発表。「3-11月期(3Q累計)経常が42%減益で着地・9-11月期も61%減益」が嫌気された。
 イオン <8267> が1月9日大引け後(15:00)に決算を発表。15年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比42.2%減の569億円に落ち込み、通期計画の2050億円に対する進捗率は27.8%にとどまり、5年平均の52.4%も下回った。
  ⇒⇒イオンの詳しい業績推移表を見る

■小島鉄工所 <6112> 147円  +31 (+26.7%)   本日終値
 9日に決算を発表。「今期経常は黒字浮上へ」が好感された。
 小島鉄 <6112> [東証2] が1月9日大引け後(15:15)に決算を発表。14年11月期の経常損益(非連結)は4億2500万円の赤字(前の期は1400万円の黒字)に転落したが、15年11月期は1000万円の黒字にV字回復する見通しとなった。
  ⇒⇒小島鉄工所の詳しい業績推移表を見る

■ローツェ <6323> 400円  +80 (+25.0%) ストップ高    本日終値
 9日、ローツェ <6323> [JQ] が決算を発表。15年2月期の連結経常利益を従来予想の4.1億円→8.3億円に2.0倍上方修正。減益率が60.6%減→20.9%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。台湾で半導体ウエハー輸送機の販売が伸び、売上が計画を15.3%も上回ることが寄与。円安による収益押し上げ効果も上振れに貢献する。前日終値ベースの予想PERが13.1倍→7.5倍に急低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■SHIFT <3697> 6,150円  +1,000 (+19.4%) ストップ高    本日終値
 9日、SHIFT <3697> [東証M]が1月31日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の5分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に15年8月期上期(9-2月)の連結経常利益を従来予想の6500万円→1億1100万円に70.8%上方修正したことも買いに拍車を掛けた。前期に採用した人員の育成が進み効率的なサービス提供が可能となったうえ、上場関連費用として見込んでいた営業外費用が想定を下回ったことが寄与した。上期増額分を下回る形で、通期の同利益を従来予想の2億6500万円→2億8500万円(前期は1億2400万円)に7.5%上方修正。増益率が2.1倍→2.3倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■アイサンテクノロジー <4667> 3,250円  +501 (+18.2%) ストップ高    本日終値
 9日に発表した「内閣府SIP政策に係る調査業務を受託」が買い材料。
 内閣府が実施する「戦略的イノベーション創造プログラム・自動走行システム:自動走行システムの実現に向けた諸課題とその解決の方向性に関する調査・検討における衛星測位活用に向けた基礎評価に関する調査」業務を受託。車載型の移動式高精度3次元計測システムを使い、自動車の自動走行システム実現に向けて衛星測位技術が高精度な位置特定手段としてどこまで利用可能かを見極める。

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