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【特集】BEENOS<3328> Eコマース事業のバリューサイクル部門とクロスボーダー部門の市場の成長を見込む


ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』12月29日放送において、BEENOS<3328>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

■事業概要
Eコマース事業とインキュベーション事業を展開
ネットプライスドットコムが、10月1日より商号を「BEENOS(ビーノス)」へ変更。同社の事業はEコマース事業とインキュベーション事業とに分かれている。Eコマース事業は、バリューサイクル部門(インターネットを介したブランド中古品の買取販売)、リテール・ライセンス部門(ネットショッピング、タレント関連商品の企画販売・ライセンス事業等)、クロスボーダー部門(グローバルショッピングサイトの運営、海外転送・代理購入サービス)に区分され、また、インキュベーション事業には社内発の新規事業と国内外のネットベンチャー企業に対する投資育成事業が含まれている。

■事業セグメント
バリューサイクル部門では、子会社デファクトスタンダードでネット宅配買取事業を展開。 宅配買い取り業界トップであり、Yahoo!オークションベストストア総合グランプリ5年連続受賞。中古ブランド・アパレル宅配買い取りサービス「ブランディア」を展開。国内外大手マーケットプレイスとの提携を通じたグローバル販売を行う。

リテール・ライセンス部門では、子会社ネットプライスでネットショッピング事業を展開。スマートフォンを基点とした、次世代サイト「ネットプライス」を運営。スマートフォン独自のコンテンツを次々と展開し、スマートフォンコマース「おもしろい」サイトNo.1を目指している。

クロスボーダー部門では、子会 転送コムで運営する海外居住者向けの商品発送代行及び代理購入サービス事業と、子会社ショップエアラインで運営するグローバルショッピングサイト「sekaimon (セカイモン)」の事業で構成されている。

転送コムは日本を代表するクールジャパン企業。500以上の国内ECサイトと提携。 世界84の国と地域への発送実績。ショップエアラインは42の国と地域で展開する世界最大のオンラインマーケットプレイス「eBay(イー米)」と連動したグローバルショッピングサービス「sekaimon」をロサンゼルス、ロンドン、アムステルダム、デュッセルドルフの拠点に展開。


■足元の業績
2014年9月期の売上高が前期比22.2%増の125.99億円、営業損失が3.58億円、経常損失が3.67億円、純損失が4.50億円だった。バリューサイクル部門は、TVコマーシャル等広告宣伝の継続実施、提携先との関係強化等により買取額は順調に推移し、9月には単月の買取金額が過去最高額を記録。リテール・ライセンス部門についても、売上及び利益ともに大幅に増加。クロスボーダー部門の「海外転送・代理購入事業」は、転送事業、代理購入事業ともに海外での認知が進み、会員数が増加している。
一方で、ネットショッピング事業は、商品構成の見直しによる粗利率の改善や提携先の拡大に努めるものの、スマートフォン集中戦略への移行を図っている影響から赤字に。

■15年9月期について
15年9月期の業績見通しについては、売上高はEコマース事業のバリューサイクル部門とクロスボーダー部門の市場の成長を見込み、前期比35%増の170.00億円と予想している。営業利益及び経常利益については、Eコマース事業の収益に、既に発生しているインキュベーション事業の投資収益を加えており、営業利益は6.00億円、経常利益は5.70億円と黒字転換を予想。純利益については、税金費用や少数株主利益の発生により3.30億円と予想している。

■株価動向
上昇する25日線が支持線として機能する格好での強いトレンドが継続しており、12月25日には2368円まで上げ幅を拡大させている。1月高値の1949円を先週突破しており、資金回転が利きやすくなっている。利益確定なども出やすく2000円処を支持線とし強弱感が対立しやすいだろうが、次のターゲットとしては2008年の高値水準(分割修正)である2800円近辺が意識されてくる。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

《TM》

 提供:フィスコ

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