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【市況】東京株式(大引け)=279円安、買い手控えられ安値引け

 2014年の大納会となった30日の東京株式市場は終始軟調展開。後場後半に先物主導で値を崩し、日経平均は安値引けとなった。
 大引けの日経平均株価は前日比279円安の1万7450円と大幅続落。東証1部の売買高概算は16億6698万株、売買代金概算は1兆6172億円。値上がり銘柄数は461、対して値下がり銘柄数は1261、変わらずは137銘柄だった。全体の68%の銘柄が値を下げ、売買代金は4日連続で2兆円台を割り込んだ。
 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが8日ぶりに反落したこともあって利食い優勢でスタート。ギリシャでは29日、議会が次期大統領の選出に失敗、解散総選挙を実施することとなり、金融市場の波乱要因として買い手控え材料となった。市場参加者が限られるなかで全体商いも盛り上がりを欠いており、東京市場は年末年始5連休となるだけに、押し目に買い向かう動きも限られた。引き続き原油安とロシア通貨ルーブルの下落に対する警戒感も強い。後場終盤には先物主導の裁定解消売りなどが下げ足を助長した。
 個別では、トヨタ<7203>、ソニー<6758>が軟調、ソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>も下げた。エアーテック<6291>、TASAKI<7968>が急落、アイロムHD<2372>、SUMCO<3436>なども大幅安となった。一方、マーベラス<7844>が堅調、三住建設<1821>も値を保った。OCHI・HD<3166>、一正蒲鉾<2904>が急伸、アダストリア<2685>も値を飛ばした。東レ<3402>が買われ、池上通<6771>、アーレスティ<5852>も高い。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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