市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):三益半導、DCM、アインファマ、しまむら

■三益半導体工業 <8155> 1,177円  +68 (+6.1%)   本日終値
 26日、三益半導 <8155> が決算を発表。14年11月上期の経常利益(非連結)は前年同期比33.1%増の17.4億円に拡大し、従来予想の14.5億円を上回って着地したことが買い材料。スマートフォン向けをはじめ幅広い分野でデバイス需要が増加したことから、シリコンウエハーの需要が堅調に推移したことや、最先端加工技術の推進と低コスト化、自社開発品の拡販を進めたことなどが寄与した。

■DCMホールディングス <3050> 773円  +26 (+3.5%)   本日終値
 26日、DCM <3050> が決算を発表。15年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益が前年同期比2.9%増の146億円となったことが買い材料。石油ストーブなどの暖房器具や防寒着の売れ行きが鈍かったものの、プロ向け専門店や大型店を中心に、工具や資材の販売が堅調で利益を押し上げた。

■アインファーマシーズ <9627> 3,570円  +65 (+1.9%)   本日終値
 26日、アインファマ <9627> が静岡の調剤薬局メディオ薬局(非上場)の株式を取得し、15年1月下旬に子会社にすると発表したことが買い材料視された。メディオ薬局は静岡県を中心に52店を展開する同県最大手で、同社では買収を機に東海地区で出店を加速するとしており、収益拡大を期待した買いが向かった。

■しまむら <8227> 10,450円  +150 (+1.5%)   本日終値
 しまむら <8227> が3日ぶりに反発。日経新聞が29日付で「しまむらは子供用品店の事業を拡大する。ベビーカーなどで価格が従来の2倍以上する商品を12月から年明けにかけ順次店頭に投入する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「出店も広げ2015年中にも現在の約2割多い200店にする」という。子供用品店をカジュアル衣料品に次ぐ事業に育てるとしており、新たな収益源の拡大に期待する買いが向かった。

■キャンバス <4575> 1,311円  +300 (+29.7%) ストップ高    本日終値
 26日、CANBAS <4575> [東証M] が15年6月期の経常損益(非連結)を従来予想レンジの3.0億円の赤字-6.9億円の黒字→2.4億円の赤字-7.5億円の黒字(前期は4.8億円の赤字)と中値で35.8%上方修正したことが買い材料。同日、米Stemlineと抗癌剤候補化合物「CBS9106」の開発に関するライセンス契約を結んだことを受けて、契約に基づく収益予想値6000万円などを加味した。同社は「CBS9106」とその類縁化合物の開発・製造・商業化にかかる全世界(日本・中国・台湾・韓国を除く)での独占的な権利を供与。対価として契約一時金1000万円のほか、以降 4年間にわたる技術アドバイザリーフィー、開発進捗に応じたマイルストーンペイメント、上市後の売上高に応じたロイヤルティを受け取る。技術アドバイザリーフィーとマイルストーンペイメントの総額(順調に開発が進捗した場合の上限額)は約107億円となる。

■シンクレイヤ <1724> 422円  +80 (+23.4%) ストップ高    本日終値
 26日、シンクレイヤ <1724> [JQ]が愛知県内のケーブルテレビ局からケーブルテレビ用FTTH(光ファイバーによる家庭向け通信インフラ)工事を41億8100万円で受注したと発表したことが買い材料。なお、会社側では15年3月期業績への影響はなく、長期契約であるため当該各年度に与える影響も著しいものではないとしている。発表を受けて、業界トップのシステムインテグレータとしてさらなる受注獲得に期待する買いが向かった。

■ガーラ <4777> 705円  +100 (+16.5%) ストップ高    本日終値
 ガーラ <4777> [JQ]が5日連続でストップ高買い気配。ここ2日間は大引けでストップ高配分と人気沸騰中。相次いで英語圏に投入したスマートフォン向けゲームへの期待が高まり、買いが買いを呼ぶ展開が続いている。同社は5日、韓国子会社ガーララボが開発したスマートフォン向けゲーム「フリフオールスターズ」の英語圏(iOS版、Android版)での事前登録キャンペーンを開始したと発表し、17日にサービス提供を開始。10日にガーララボが開発したスマートフォンゲーム「フリフパズモン」の英語圏(iOS版、Android版)でのサービス提供を開始したと発表。さらに26日には、エディア(非上場)が開発したスマートフォン向けカードバトルゲーム「乱世のケモノこれくしょん」の英語圏(Android版)でのサービスを子会社を通じて開始したと発表しており、相次ぐ英語圏へのスマホゲーム投入による収益拡大を期待する買いが殺到している。

■C&Gシステムズ <6633> 516円  +47 (+10.0%)   本日終値
 26日、C&GSYS <6633> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の4.98%にあたる55万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は15年1月5日から6月30日まで。

■北興化学工業 <4992> 414円  +27 (+7.0%)   本日終値
 26日、北興化 <4992> が14年11月期の連結経常利益を従来予想の11.5億円→18億円に56.5%上方修正。増益率が43.6%増→2.2倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。前期業績の上方修正は10月に続き、2回目。製造コストや販管費の削減が想定以上に進んだことが寄与。円安による為替差益の発生も利益を大きく押し上げた。前日終値ベースの予想PERが19.3倍→11.6倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■多摩川ホールディングス <6838> 241円  +15 (+6.6%)   本日終値
 26日、多摩川HD <6838> [JQ]が新事業として別府地熱発電所(125Kw)を設置し、地熱発電所事業を開始すると発表したことが買い材料。売電開始は15年8月を予定。マッコーリー・バンク・リミテッドを割当先に第三者割当による新株予約権を発行し、差引手取概算額21.8億円を調達。調達資金の一部を地熱発電所事業に充てる。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均