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【市況】東京株式(大引け)=390円高、FOMC後の米株高追随

 18日の東京株式市場は、前日の米国株高や為替の円安を受けリスク選好ムードが強まり大幅高となった。
 大引けの日経平均株価は前日比390円高の1万7210円と大幅続伸。東証1部の売買高概算は27億2884万株、売買代金概算は2兆8877億7000万円。値上がり銘柄数は1608、対して値下がり銘柄数は169、変わらずは77銘柄だった。終始買い意欲旺盛で東証1部全体の87%弱の銘柄が上昇、売買代金も2兆8000億円台まで膨らんだ。
 前日の米国市場では、NYダウが今年最大の上げ幅を記録、為替が円安に傾いたことも味方に、きょうの東京市場は大きく買いが先行した。FOMC後のイエレンFRB議長の記者会見がマーケットフレンドリーに受け止められ、東京市場でもリスクオフの巻き戻しが加速し全面高様相となった。寄り後も目先筋の利益確定売りをこなし上値を指向、日経平均は一時450円を超える上昇を示した。ただ、今週末に予定される日銀金融政策決定会合後の黒田総裁の記者会見を見極めたいとの思惑もあり、後場後半はやや伸び悩んだ。
 個別では、トヨタ<7203>、富士重<7270>が高く、JT<2914>も買われた。ファーストリテ<9983>が値を飛ばし、石塚硝<5204>はストップ高。神戸物産<3038>が急伸し、楽天<4755>も物色人気。半面、スカイマーク<9204>が急落、関西電<9503>も大幅安。資生堂<4911>、ITHD<3626>、西松屋チェーン<7545>も値を下げた。
 なお、きょう上場したgumi<3903>の初値は公開価格3300円と同値、引け値は3165円だった。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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