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【材料】ホロンが急騰、投機筋再攻勢で一時値幅制限上限まで買われる

 ホロン<7748>が全般悪地合いの間隙を縫って急騰、寄り付きからカイ気配スタートで水準を切り上げ値幅制限上限で着地、その後も継続的に買いが流入する人気となっている。
 同社は電子ビームをコントロールする技術をコアテクノロジーとして半導体製造工程で使用されるマスクやウエハーが正確に設計されているかを検査・測定する装置を手掛ける。また、高技術力をベースにナノテク分野への展開でも思惑を誘っている。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のイノベーション実用化ベンチャー支援事業において、同社研究開発事業が採択されており、補助金案件のオープン型電子顕微鏡は15年度に投入する方向で投機筋の手掛かり材料として注目を集めているようだ。また、「環境や製造装置内で発生した異物を取り除くパーティクル除去装置はクリーンルームや食品製造現場などで活躍が期待される」(市場関係者)といい、これも材料視されているという。
 元来、材料株素地に富み、値動きの速さに注目する向きは多く、10月には青色LED関連として人気化。同社の開発したLED生産用パターン転写装置を材料に、400円台前半から高値745円まで一気に駆け上がった経緯がある。

ホロンの株価は13時44分現在915円(△132円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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