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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:神戸物産、フジクラ、ファンコミ、トライアイズ

■神戸物産 <3038> 8,650円  +1,040 (+13.7%)   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 15日、神戸物産 <3038> が15年1月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に決算を発表。14年10月期の連結営業利益は前の期比2.6倍の51.7億円に拡大して着地。続く15年10月期は前期比17.8%増の61億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期の年間配当は50円とし、株式分割を考慮した実質配当は25.0%増配とする方針。また、発行済み株式数(自社株を除く)の8.52%にあたる60万株(金額で30億円)を上限とした自社株買い(買い付け期間は16日から15年1月23日まで)と、15年2月2日付での25万株の自社株消却(発行済み株式総数の2.84%)の実施も明らかにした。

■フジクラ <5803> 463円  +32 (+7.4%)   11:30現在  東証1部 上昇率4位
 15日、フジクラ <5803> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.61%にあたる1500万株(金額で90億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は16日から15年3月24日まで。

■ファンコミ <2461> 1,422円  +24 (+1.7%)   11:30現在
 15日、ファンコミ <2461> が11月度の月次業績速報を発表。売上高が前年同期比38.2%増となり、2ヵ月連続で伸び率が30%を超えたことが買い材料。モバイル向けアフィリエイト広告サービスが66.8%増と拡大が続いたうえ、パソコン向けアフィリエイト広告サービスも9.0%増と堅調だった。

■トライアイズ <4840> 387円  +80 (+26.1%) ストップ高    11:30現在
 15日、トライアイズ <4840> [JQG] が14年12月期の連結経常利益を従来予想の9000万円→1億9000万円に2.1倍上方修正。減益率が55.9%減→6.9%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。売上は計画を下回るものの、原価低減や販管費の削減が想定以上に進むことが寄与。投資有価証券清算分配金の計上なども利益を押し上げる。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の1.83%の自社株買い実施とクーポン券や割引カードを贈呈する株主優待制度の導入を発表。自社株買い実施は7月に続き、2回目。株主還元を好感する買いも向かった。

■JIA <7172> 9,970円  +1,070 (+12.0%)   11:30現在
 15日、JIA <7172> [東証M]が31日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の5分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■たけびし <7510> 1,037円  +106 (+11.4%) 一時ストップ高    11:30現在
 15日、東証がたけびし <7510> [東証2]を22日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■リアルワールド <3691> 2,789円  +263 (+10.4%)   11:30現在
 15日に発表した「知財コンサルのマークアイを子会社化」が買い材料。
 知的財産権に関する総合コンサルティング事業を運営するマークアイを子会社化。

■中広 <2139> 582円  +49 (+9.2%)   11:30現在
 15日、東証が中広 <2139> [名証2]の市場2部への上場を承認したと発表したことが買い材料。上場予定日は22日。

■UBIC <2158> 690円  +57 (+9.0%)   11:30現在
 15日、UBIC <2158> [東証M]が国内大手製造メーカー複数社が同社開発の人工知能を搭載したeメール監査ツール「Lit i View EMAIL AUDITOR(リット・アイ・ビュー イーメール・オーディター)」を12月より導入したと発表したことが買い材料。「Lit i View EMAIL AUDITOR」は、問題が発生してから事後的に電子メールを監査し始めるのではなく、常日頃よりトラブルの“予兆”を感じさせるメールをタイムリーに捕捉し、カルテルなど企業内の不正を未然に防ぐ。発表を受けて、米国当局による日本企業のカルテル摘発が増加する中、同ツールの普及の本格化による業績貢献に期待する買いが向かった。

■NIC <5742> 600円  +44 (+7.9%)   11:30現在
 15日、NIC <5742> [JQ] が15年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億7600万円→3億5900万円に30.1%上方修正。従来の19.8%減益予想から一転して4.4%増益見通しとなったことが買い材料。海外向け生産機械設備の受注好調などで、売上が計画を上回ることが寄与。売上構成の良化や技術センターの本格稼働による生産性向上も利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが18.6倍→13.6倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■ロングライフ <4355> 384円  +23 (+6.4%)   11:30現在
 15日、ロングライフ <4355> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.89%にあたる20万株(金額で7500万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は17日から15年3月31日まで。

■フジ・コーポレーション <7605> 1,358円  +51 (+3.9%)   11:30現在
 15日、フジコーポ <7605> [JQ]が決算を発表。14年10月期の経常利益(非連結)は前々期比19.9%増の20.4億円になり、従来予想の17.5億円を上回って着地。続く15年10月期も前期比2.7%増の21億円に伸びを見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通しを示したことが買い材料視された。前期は広告宣伝を積極化し、タイヤやホイールの売上が2ケタ増と好調。消費税増税の影響が懸念されたが、堅調な結果となった。

■大光 <3160> 645円  +8 (+1.3%)   11:30現在
 15日、大光 <3160> [東証2] が15年5月期上期(6-11月)の連結経常損益を従来予想の5500万円の赤字→1億9000万円の黒字(前年同期は1億0800万円の赤字)に上方修正。従来の赤字予想から一転して黒字浮上を見込み、3期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。外商事業、アミカ事業が好調だったうえ、水産品事業も販路拡大で販売が伸びた。人件費など経費節減で販管費が想定を下回ったことも黒字浮上に貢献した。

■ジェクシード <3719> 139円  -21 (-13.1%)   11:30現在
 15日に業績修正を発表。「今期最終を赤字拡大に下方修正、対純資産で72%の赤字」が嫌気された。
 ジェクシード <3719> [JQ] が12月15日大引け後(17:00)に業績修正を発表。14年12月期の最終損益(非連結)を従来予想の6400万円の赤字→1億1100万円の赤字(前期は1億7300万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を71.6%毀損する規模となった。
  ⇒⇒ジェクシードの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 など、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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