【市況】【↓】日経平均 大引け|世界景気の減速を警戒、リスクオフの売りで大幅反落(12月15日)
日経平均株価
始値 17111.49
高値 17258.32(09:45)
安値 17037.21(09:13)
大引け 17099.40(前日比 -272.18 、 -1.57% )
売買高 21億6718万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆2602億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅反落し、1ヵ月ぶり安値水準
2.安倍自民党圧勝も影響は限定的、ご祝儀相場ならず
3.原油安を背景に世界景気の先行きを警戒、リスクオフの売り
4.FOMCを控え、手仕舞い売りも
5.東証33業種で上昇は2業種のみ。東証1部の7割の銘柄が下落
■東京市場概況
前週末の米国市場では、原油安や低調な中国経済指標が嫌気され、ダウは315ドル安と大幅反落し、1ヵ月半ぶりの安値水準となった。
週明けの東京市場では、日経平均は272円安と大幅反落。11月17日以来、約1ヵ月ぶりの安値水準を付けた。
原油安を背景に世界景気の先行き不透明感が強まり、売りが先行した。欧米株安、1ドル=118円台前半の円高が逆風となり、マツダ <7261> などの輸送用機器、日立建機 <6305> といった機械など輸出関連株が下落。野村 <8604> など証券商品先物、大京 <8840> をはじめとする不動産業など内需関連株も売られ、日経平均は朝方334円安まで下げ幅を広げる場面があった。
衆院選での自民党圧勝は織り込み済みとして相場への影響が限られる一方で、投資家の意識はリスク回避重視へ大きく傾いた。円相場が118円台後半に持ち直す過程でやや下げ幅は縮めたものの、16-17日にFOMCを控えて手仕舞い売りも観測され、東証1部の約7割の銘柄が下落した。
東証33業種のうち上昇は(1)鉱業、(2)小売業の2業種のみ。一方、下落率の大きかった上位5業種は(1)輸送用機器、(2)保険業、(3)空運業、(4)ガラス土石製品、(5)電気・ガス業。
■個別材料株
△物語コーポ <3097>
11月度の既存店売上高は7.2%増。
△エイチーム <3662>
8-10月(1Q)経常は4.4倍増益で着地。対上期計画に対し99%進捗。
△イハラケミ <4989>
今期経常は10%増と3期連続で最高益更新へ。
△C&GSYS <6633> [JQ]
今期最終を一転して63%増益に上方修正。
△アルバック <6728>
ゴールドマンS証が「買い」に格上げ。目標株価を2010円→2210円に増額。
△TASAKI <7968>
前期営業は7.1倍増益で着地。今期も10%増益へ。
△立花エレ <8159>
今期最終を一転38%増益に上方修正。1→1.2の株式分割も実施。
▲サッポロドラ <2786>
今期経常を一転して30%減益に下方修正。
▲高度紙 <3891> [JQ]
東証が委託保証金率を50%以上に引き上げ。
▲エナリス <6079> [東証M]
今期最終を一転して21.5億円の赤字に下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)TASAKI <7968> 、(2)エイチーム <3662> 、(3)ヘリオスTH <6927> 、(4)イハラケミ <4989> 、(5)一正蒲鉾 <2904> 、(6)フュージョン <4845> 、(7)東京製鉄 <5423> 、(8)立花エレ <8159> 、(9)クミアイ化 <4996> 、(10)ファースト住 <8917> 。
値下がり率上位10傑は(1)マーベラス <7844> 、(2)キムラタン <8107> 、(3)オルトP <3672> 、(4)名村造 <7014> 、(5)サノヤスHD <7022> 、(6)FPG <7148> 、(7)TYK <5363> 、(8)東電 <9501> 、(9)横河電 <6841> 、(10)戸田工 <4100> 。
【大引け】
日経平均は前日比272.18円(1.57%)安の1万7099.40円。TOPIXは前日比20.36(1.45%)安の1379.29。出来高は概算で21億6718万株。値上がり銘柄数は439、値下がり銘柄数は1328となった。日経ジャスダック平均は2319.04円(16.22円安)。
[2014年12月15日]
(「株探」編集部)
始値 17111.49
高値 17258.32(09:45)
安値 17037.21(09:13)
大引け 17099.40(前日比 -272.18 、 -1.57% )
売買高 21億6718万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆2602億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅反落し、1ヵ月ぶり安値水準
2.安倍自民党圧勝も影響は限定的、ご祝儀相場ならず
3.原油安を背景に世界景気の先行きを警戒、リスクオフの売り
4.FOMCを控え、手仕舞い売りも
5.東証33業種で上昇は2業種のみ。東証1部の7割の銘柄が下落
■東京市場概況
前週末の米国市場では、原油安や低調な中国経済指標が嫌気され、ダウは315ドル安と大幅反落し、1ヵ月半ぶりの安値水準となった。
週明けの東京市場では、日経平均は272円安と大幅反落。11月17日以来、約1ヵ月ぶりの安値水準を付けた。
原油安を背景に世界景気の先行き不透明感が強まり、売りが先行した。欧米株安、1ドル=118円台前半の円高が逆風となり、マツダ <7261> などの輸送用機器、日立建機 <6305> といった機械など輸出関連株が下落。野村 <8604> など証券商品先物、大京 <8840> をはじめとする不動産業など内需関連株も売られ、日経平均は朝方334円安まで下げ幅を広げる場面があった。
衆院選での自民党圧勝は織り込み済みとして相場への影響が限られる一方で、投資家の意識はリスク回避重視へ大きく傾いた。円相場が118円台後半に持ち直す過程でやや下げ幅は縮めたものの、16-17日にFOMCを控えて手仕舞い売りも観測され、東証1部の約7割の銘柄が下落した。
東証33業種のうち上昇は(1)鉱業、(2)小売業の2業種のみ。一方、下落率の大きかった上位5業種は(1)輸送用機器、(2)保険業、(3)空運業、(4)ガラス土石製品、(5)電気・ガス業。
■個別材料株
△物語コーポ <3097>
11月度の既存店売上高は7.2%増。
△エイチーム <3662>
8-10月(1Q)経常は4.4倍増益で着地。対上期計画に対し99%進捗。
△イハラケミ <4989>
今期経常は10%増と3期連続で最高益更新へ。
△C&GSYS <6633> [JQ]
今期最終を一転して63%増益に上方修正。
△アルバック <6728>
ゴールドマンS証が「買い」に格上げ。目標株価を2010円→2210円に増額。
△TASAKI <7968>
前期営業は7.1倍増益で着地。今期も10%増益へ。
△立花エレ <8159>
今期最終を一転38%増益に上方修正。1→1.2の株式分割も実施。
▲サッポロドラ <2786>
今期経常を一転して30%減益に下方修正。
▲高度紙 <3891> [JQ]
東証が委託保証金率を50%以上に引き上げ。
▲エナリス <6079> [東証M]
今期最終を一転して21.5億円の赤字に下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)TASAKI <7968> 、(2)エイチーム <3662> 、(3)ヘリオスTH <6927> 、(4)イハラケミ <4989> 、(5)一正蒲鉾 <2904> 、(6)フュージョン <4845> 、(7)東京製鉄 <5423> 、(8)立花エレ <8159> 、(9)クミアイ化 <4996> 、(10)ファースト住 <8917> 。
値下がり率上位10傑は(1)マーベラス <7844> 、(2)キムラタン <8107> 、(3)オルトP <3672> 、(4)名村造 <7014> 、(5)サノヤスHD <7022> 、(6)FPG <7148> 、(7)TYK <5363> 、(8)東電 <9501> 、(9)横河電 <6841> 、(10)戸田工 <4100> 。
【大引け】
日経平均は前日比272.18円(1.57%)安の1万7099.40円。TOPIXは前日比20.36(1.45%)安の1379.29。出来高は概算で21億6718万株。値上がり銘柄数は439、値下がり銘柄数は1328となった。日経ジャスダック平均は2319.04円(16.22円安)。
[2014年12月15日]
(「株探」編集部)

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