【市況】【今日の相場見通し】　本日の予想レンジ　17,450円～17,650円。

　米ダウ平均は、感謝祭後から始まる年末商戦の滑り出しが、昨年に比べ低調な見通しとなったことを嫌気し小幅下落。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値（日中比）に比べ35円安（円建て）と、やや値下がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方は若干の売り優勢から、小幅安での取引開始となりそうだ。

　一巡後は、シカゴ24時間取引システム（ＧＬＯＢＥＸ）の米株価指数先物やアジア市場、そして為替市場の動向を注視しての取引となるが、2007年8月以来の119円台を記録したドルも、海外時間ではやや下落（円は上昇）していることから、自動車株などの輸出関連セクターの一部には、利益確定を急ぐ動きが見られる公算である。

　テクニカル的には、日経平均の上値抵抗線であった、ボリンジャーバンドの+1σ（17,594円前後）を、昨日の終値ベースで突破してきたことから、この水準を維持出来れば、強い上昇波動を継続すると思われるが、本日の取引で再び割り込んでくるようだと、上値の重たさと高値警戒感から、方向感の乏しい相場展開となることも予想され、その場合は、一目均衡表の転換線（17,379円前後）が目先の下値メドとなるだろう。

　本日の予想レンジ　17,450円～17,650円。（ストック・データバンク　編集部）