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【市況】17500円処での底堅さを見極め/日経225・本日の想定レンジ


[本日の想定レンジ]
 1日のNY市場は下落。全米小売業協会(NRF)が感謝祭の週末の小売売上高が、セール前倒しやネット通販増加の影響により、前年比11%の下落となったと発表したことが嫌気され、小売業関連株に売りが広がった。ダウ平均は51.44ドル安の17776.80、ナスダックは64.28ポイント安の4727.35。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円安の17535円。

 NY市場の下落のほか、、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによる日本国債の1段階引き下げを受けて、利食い先行の展開になりそうである。ただし、消費再増税の先送りを受けて格下げは想定されていたことであり、売り一巡後は底堅さが意識されそうだ。
 日経平均は昨日の上昇で幻のSQをクリアしており、もち合いレンジを上放れつつある。まずは、これまでの上値抵抗だった17500円処での底堅さを見極めたいところ。調整局面での日銀によるETF買入れのほか、このところは年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による買いなども観測されており、下値の堅さが意識されるだろう。
 輸出関連などへは利食いが先行しそうだが、原油高を受けて大きく売られていた資源関連にはショートカバーが入りそうである。ボリンジャーバンドの+1σを挟んでの17500-17650円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 17650円-下限 17500円

《TM》

 提供:フィスコ

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