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【市況】28日の中国本土市場概況:上昇、景気対策への期待も


28日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比52.35ポイント高(+1.99%)の2682.83ポイントと7日続伸した。年初来高値を連日で更新し、約3年4カ月ぶりの高水準を切り上げている。上海A株指数は55.09ポイント高(+2.00%)の2809.63ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.98ポイント安(-0.35%)の277.48ポイント、深センB株指数が2.76ポイント高(+0.28%)の989.36ポイントで引けた。

安寄り後に上昇する流れ。指数は直近の上昇が急ピッチなため、朝方は短期的な過熱感で売られる場面がみられたものの、徐々に買いが優勢になった。国内経済の過度な減速を回避するため、当局が景気テコ入れ策を打ち出すとの期待が大きい。指数は引けにかけて上げ幅を拡大している。

銀行株が相場をけん引。交通銀行(601328/SH)や中信銀行(601998/SH)などがストップ高で引けた。「預金保険制度」に関する法案が年内にも公布される見通し伝えられたことが手がかりになっている。空運株と海運株も急伸。昨夜の原油相場が急落するなか、燃油コストが低減するとの連想が支援材料になった。このほか、不動産株や建材株、ゼネコン株などの上げも目立っている。

【亜州IR】

《KO》

 提供:フィスコ

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