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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):理ビタ、アインファマ、ユーグレナ、サイバダイン

■理研ビタミン <4526> 3,150円  +500 (+18.9%) ストップ高    本日終値
 26日、東証が理ビタ <4526> [東証2]を12月3日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。同日、同社が東証1部への指定替えを記念して15年3月期末に記念配当5円を実施すると発表したことも買いに拍車を掛けた。年間配当は60円(前期は50円)となる。

■アインファーマシーズ <9627> 3,320円  +372 (+12.6%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 26日、アインファマ <9627> が決算を発表。15年4月期上期(5-10月)の連結経常利益が前年同期比13.8%減の44.5億円となったものの、従来予想の38.3億円を16.2%上振れて着地したことが買い材料。主力の調剤薬局事業の収益性は運営コスト増や仕入原価の上昇が重石となり低下したものの、処方日数の長期化に伴う処方箋1枚当たりの売上高の上昇により既存店売上高が増収傾向で推移した。同時に、総合メディ <4775> と薬局関連事業で業務提携したと発表したことも好感された。医薬品の共同調達やシステムの共同開発・利用、人材交流などを推し進める。

■ユーグレナ <2931> 1,588円  +103 (+6.9%)   本日終値
 26日、東証がユーグレナ <2931> [東証M]を12月3日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■CYBERDYNE <7779> 3,355円  -155 (-4.4%)   本日終値
 26日、サイバダイン <7779> [東証M] が海外募集による700万株の公募増資の実施と200億円のユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行を発表したことが売り材料。株式の希薄化率は最大で約14%になるとあって、株式需給の悪化などを嫌気する売りが向かった。公募とCB発行による調達資金410億円は、海外展開に向けた基盤整備や医療機器などの開発拠点の整備などに充てる方針。

■帝人 <3401> 312円  -14 (-4.3%)   本日終値
 26日、帝人 <3401> が400億円の新株予約権付社債(転換社債=CB)を海外市場で発行すると発表したことが売り材料。調達資金は約100億円を15年10月末までに、アラミド繊維を生産するタイ工場や、岩国事業所に新設する製剤などの開発施設の建設に充て、残額は16年3月末までに、炭素繊維の複合材料をはじめとする高機能素材などの研究開発費、キョーリン <4569> の株式取得資金にそれぞれ150億円ずつを振り向ける。転換価格は417円で、発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は9.82%になる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。

■共同印刷 <7914> 364円  -16 (-4.2%)   本日終値
 26日、共同印 <7914> が50億円の新株予約権付社債(転換社債=CB)を海外市場で発行すると発表したことが売り材料。調達資金は15億6000万円を生産体制の合理化・省力化及び設備の更新などの設備投資に、9億2000万円を設備の新設・増強や研究開発などの設備投資に、5億円をベトナム子会社への追加投融資に充てるほか、残額を有利子負債の返済に充てる。転換価格は437円で、発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は12.68%になる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。

■神戸物産 <3038> 6,100円  -230 (-3.6%)   本日終値
 神戸物産 <3038> が大幅反落。朝方は買いが先行し6730円と3日連続上場来高値更新となったものの、その後は、直近の急騰ぶりをみた利益確定売りが広がる格好に。先週18日に発表した10月度既存店売上高は5%増と15ヵ月連続プラスとなったことから値動きの軽さもあって買いが買いを呼び一気に1700円強の暴騰。その反動安場面となっている。同社は零細外食店向けに食品を販売する「業務スーパー」をFC展開する食品卸売業であり、10年10月期から一気に収益拡大期入り。13年10月期には14%増収も、アベノミクスによる円安が響き経常14.8%減益と3期連続高成長から一転4期ぶり2ケタ減益に。しかし、14年10月期は前期比26.4%増の50.7億円予想にある。

■ソフトフロント <2321> 369円  +80 (+27.7%) ストップ高    本日終値
 26日、ソフトフロン <2321> [JQG]がNTT西日本が提供する「ひかりシェアプレイス 高画質テレビ会議パック」に同社のテレビ会議ソフトウエア「HelloMeeting Pro HD」が採用されたと発表したことが買い材料。NTT西日本が提供する同パックは、中堅・中小向企業けに高画質テレビ会議に必要な商品を組み合わせて最大4拠点の同時接続を実現するサービス。会議専用サーバー設備を不要とし、高精細なHD画質テレビ会議をパソコン上で実現する「HelloMeeting Pro HD」が、通信事業大手であるNTT西日本に採用されたことによりその普及に弾みがつくとの期待が広がった。

■NVC <3394> 6,370円  +1,000 (+18.6%) ストップ高    本日終値
 26日、東証が27日売買分からNVC <3394> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

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