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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):福島工業、名鉄、燦キャピタル、ネポン

■福島工業 <6420> 2,001円  +55 (+2.8%)   本日終値
 25日、福島工業 <6420> が株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料視された。同社の投資魅力を高め、中長期保有を目的に3月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に一律、クオカード2000円分を贈呈する。

■名古屋鉄道 <9048> 462円  -28 (-5.7%)   本日終値  東証1部 下落率7位
 25日、名鉄 <9048> が400億円の新株予約権付社債(転換社債=CB)を海外市場で発行すると発表したことが売り材料。調達資金は賃貸マンションなど不動産の物件取得や駅の安全対策に充てるほか、27年に予定されるリニア中央新幹線(品川―名古屋)開業を控え、財務体質の強化を優先する。転換価格は583円で、発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は7.56%になる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。

■燦キャピタル <2134> 120円  +30 (+33.3%) ストップ高    本日終値
 25日、燦キャピタル <2134> [JQ]が超微細化均一混合分散に係る特許技術を持つナノクス社と海外における独占的販売権契約を結んだと発表したことが買い材料。同社は海外代理店として低酸素水を生成可能なコンパクトな装置「ナノ・フレッシャー」を販売する。水中の溶存酸素濃度を下げた低酸素水は鮮魚の鮮度保持に有用であることが確認されており、食品分野での応用が注目されている。また、海外にネットワークを持つグローバルウォーカーに出資し、同製品の一定の海外販路を確保したことも明らかにした。同製品を足がかりとした海外展開による収益貢献に期待する買いが殺到した。

■ネポン <7985> 245円  +41 (+20.1%) 一時ストップ高    本日終値
 25日、ネポン <7985> [東証2]がタイに新たに現地法人を設立すると発表したことが買い材料視された。発表によると、国内と東南アジアにおいて施設園芸の市場を確立するため、 熱機器事業の生産の一部をタイに移管し 販売拠点となる現地法人を15年1月に設立するという。現地法人の実質的な稼働は15年2月を予定しており、将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

■内田洋行 <8057> 381円  +33 (+9.5%)   本日終値  東証1部 上昇率5位
 25日、内田洋 <8057> が決算を発表。15年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常損益が7.4億円の黒字(前年同期は2.8億円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料。8-10月期の黒字確保は7年ぶり。教育用ICT分野でタブレットの大型案件が増加した公共関連事業が収益を牽引した。輸出が伸びたオフィス関連事業の赤字幅が縮小したことも黒字浮上に貢献した。すでに上期計画(3.5億円)を2.1倍と大きく上回ったことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■エバラ食品工業 <2819> 2,238円  +178 (+8.6%)   本日終値
 25日、東証がエバラ食品 <2819> [東証2]を12月17日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。東証1部指定を受けて、同社が5円の記念配当を実施すると発表したことも買いを誘った。記念配を含む今期の期末一括配当は32円(前期は32円)となる。加えて、12月16日付での87万株(発行済み株式数の7.02%)の自社株消却の実施を明らかにしたことも支援材料。なお、自己株式処分による110万株の売り出しとオーバーアロットメントに伴う上限16万5000株の売り出しを発表したが、特に売り材料視はされなかった。

■M&Aキャピ <6080> 2,479円  +158 (+6.8%)   本日終値
 25日、東証がM&Aキャピ <6080> [東証M]を12月15日付で市場1部もしくは市場2部に市場変更すると発表したことが買い材料。同日、同社は13万2500株の公募増資とオーバーアロットメントに伴う上限10万6800株の売り出しに加え、既存株主による58万株の売り出し実施すると発表したが、特に売り材料視はされなかった。

■ソフトウェア・サービス <3733> 4,605円  +265 (+6.1%)   本日終値
 25日、ソフトウェア <3733> [JQ] が14年10月期の経常利益(非連結)を従来予想の24億円→32.1億円に34.0%上方修正。増益率が0.3%増→34.4%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。消費増税前の駆け込み需要や病院の活発なIT投資を背景に、電子カルテシステムが伸びた。業績好調に伴い、本社ビル新築移転記念配当を20円上積みする形で、期末一括配当を70円→90円(前の期は60円)に増額修正した。前日終値ベースの予想PERが16.0倍→11.9倍に低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■As-meエステール <7872> 750円  +35 (+4.9%)   本日終値
 25日、東証がAエステール <7872> [東証2]を12月2日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■JIA <7172> 11,100円  +300 (+2.8%)   本日終値
 25日、東証が26日売買分からJIA <7172> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

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