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【市況】+1σ辺りで踏ん張れるか/日経225・本日の想定レンジ


[本日の想定レンジ]
 25日のNY市場はまちまち。7-9月期GDP速報値が予想を上回る年率3.9%増となったことで買いが先行。しかしその後発表された11月消費者信頼感指数が予想を大幅に下回り、年末商戦への楽観的な見方が後退。上値の重い展開となった。ダウ平均は2.96ドル安の17814.94、ナスダックは3.36ポイント高の4758.25。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円安の17405円。

 引き続き狭いレンジでの取引になりそうである。海外勢フローが減少しているほか、11月SQ値(17549.60円)が依然として幻のSQとして上値の重しとして意識されそうである。一方で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が発表した7-9月決算は、運用資産額が過去最高になったと報じられている。国内株は6兆円程度の買い増し余地がありそうと伝えられており、押し目買いへの思惑につながる。

 ボリンジャーバンドの+1σに沿ったトレンドだが、+1σは17360円辺りまで上昇している。一方で、SQ値を含め17500円から上の重さが意識されており、煮詰まり感が台頭してきている。海外勢のフローの減少、円安の一服から、もち合いは下放れを意識させそうだ。17300-17500円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 17500円-下限 17300円

《TM》

 提供:フィスコ

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