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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):JVCケンウ、ジェイテクト、日通、菱洋エレク

■JVCケンウッド <6632> 261円  +20 (+8.3%)   本日終値  東証1部 上昇率10位
 JVCケンウ <6632> が続急伸。日経新聞が22日付で「JVCケンウッドは、2016年3月期末までに有利子負債から手元資金を差し引いた純有利子負債をゼロ(前期末は265億円)にする方針だ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「実質無借金は08年の経営統合以来、初めて。海外販売会社の再編など合理化をてこにキャッシュフローを改善し、有利子負債の返済を急ぐ」という。負債返済の原資は主力のカーナビゲーションの販売増に加え、合理化や資産売却などで生み出すとしており、財務改善に期待した買いが向かった。

■ジェイテクト <6473> 1,963円  +91 (+4.9%)   本日終値
 ジェイテクト <6473> が大幅反発。日経新聞が22日付で「ジェイテクトは2015-16年をめどに欧州のベアリング(軸受け)の生産体制を再編する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「イギリスの工場からルーマニアの工場に一部製品の製造を移管するなど域内生産の最適化を図るほか、市場が縮小しているスペインでは工場を閉鎖する」としている。自動車向けベアリングの需要が拡大している欧州市場だが、価格競争が激化している。本日の市場では、同社が生産体制を見直すことで採算の改善につながることを期待した買いが向かった。

■日本通運 <9062> 569円  +17 (+3.1%)   本日終値
 21日、日通 <9062> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.9%にあたる4000万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は25日から15年5月29日まで。

■菱洋エレクトロ <8068> 1,107円  +14 (+1.3%)   本日終値
 菱洋エレク <8068> が3日続伸。日経新聞が22日付で「菱洋エレクトロの2014年2~10月期は連結経常利益が16億円強と、前年同期に比べ2割程度増えた公算が大きい」と報じたことが買い材料視された。報道によると「主力の半導体の販売が、産業用機械向けを中心に好調だった」という。27日発表予定の第3四半期決算発表を控え、好調な決算を期待した買いが向かった。

■ミスミグループ本社 <9962> 3,725円  +20 (+0.5%)   本日終値
 21日、ミスミG <9962> が月別売上高実績を発表。10月の連結売上高の合計が前年同月比20.4%と伸びたことが買い材料視された。すべての事業でプラスとなり、主力のFA事業では同21.6%増、金型部品事業は同12.9%増、VONA事業は同29.1%増だった。

■サックスバー <9990> 1,696円  -70 (-4.0%)   本日終値  東証1部 下落率5位
 21日、サックスバー <9990> が既存株主による300万株の売り出しと、オーバーアロットメントによる売り出し(上限45万株)を実施すると発表したことから、株式需給悪化を懸念する売りものが先行した。売出価格は12月1日から12月3日までのいずれかの日に決定。売り出しの目的は、株式の分布状況の改善と流動性の向上が狙い。

■ファステップス <2338> 666円  +98 (+17.3%) 一時ストップ高    本日終値
 21日、ファステプ <2338> [東証M] が15年2月期の連結経常損益を従来予想の1億円の黒字→1億3000万円の黒字(前期は1億4100万円の赤字)に30.0%上方修正したことが買い材料。メディアソリューション事業で既存顧客によるテレビスポットCMの受注が想定より伸び、売上が計画を11.9%も上回ることが利益を押し上げる。

■一正蒲鉾 <2904> 1,114円  +150 (+15.6%) ストップ高    本日終値
 21日、東証が一正蒲鉾 <2904> [東証2]を28日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。また、JASDAQから東証2部への市場変更から約5ヵ月半での1部指定替えを受けて、同社が1円の記念配当実施を発表したことも買いに拍車を掛けた。今期の期末一括配当は記念配を含め13円(前期は10円)となる。

■ワンダコーポ <3344> 1,145円  +150 (+15.1%) ストップ高    本日終値
 ワンダコーポ <3344> [JQ]がストップ高買い気配。21日、ファミリーM <8028> が同社と包括提携契約を結び、コンビニとエンタテインメントの一体型店舗を出店すると発表したことが買い材料視された。同社は映像・音楽レンタルやゲームなどソフト販売店「WonderGOO」やカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)のフランチャイズ(FC)として「TSUTAYA」を展開。提携によりDVDやCDのレンタルが可能なコンビニ複合店を出店し、まず第1号として24時間営業の「ファミリーマートTSUTAYA那珂湊店」を茨城県にオープンさせる。市場ではコンビニとエンタテインメント店の相乗効果に期待した買いが殺到した。

■ダイヤモンドダイニング <3073> 2,939円  +96 (+3.4%)   本日終値
 21日、東証がDダイニング <3073> [JQ]を28日付で市場2部に市場変更すると発表したことが買い材料。

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