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【市況】選挙相場に突入【クロージング】


21日の日経平均は続伸となり、56.65円高の17357.51円(出来高概算25億1000万株)で取引を終えた。20日の米国市場は上昇し、NYダウ及びS&P500指数は最高値を更新。しかし、シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の17250円となるなか、3連休前ということもあって利益確定の売りが先行した。その後はこう着感の強い展開となるなか、財務相発言を受けて円高に振れると、17100円割れ寸前まで下げ幅を広げた。しかし、大引けにかけて再び現物主導で買われる格好となるなか、日経平均は17300円を回復している。

3連休を控えていることから商いも膨らみづらく、指値状況の薄いところをインデックスに絡んだ商いに振らされたようである。また、前引け段階で下落していたことから、日銀のETF買入れなどへの思惑も高まっていた。

来週はJPX400先物の取引が開始される。JPX400についてはGPIFによる資金流入が期待されている他、流動性が高まるようだと日銀もETF買入れに組み入れるとみられており、市場の期待は大きい。選挙相場に入り、今後は公約等や支持率、議席数の予想などが相場の変動要因になりそうだ。また、麻生財務相の発言で一気に円高に振れるなど、要人発言等にも注意が必要だ。

《KO》

 提供:フィスコ

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